現在地 HOME > 掲示板 > 戦争44 > 820.html ★阿修羅♪ |
|
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20031213/mng_____sei_____000.shtml
イラク派遣 陸自、劣化ウラン弾対策
線量計携行を検討
防衛庁は十二日、イラクに派遣される陸上自衛隊部隊について、劣化ウラン弾への安全対策を取る方針を固めた。派遣部隊に放射線の量を測定する「線量計」を携行させ、活動地域の安全性を確認することなどが検討されている。同庁では十八日にも、部隊の安全対策などを盛り込んだ自衛隊派遣のための実施要項を策定することにしている。
■25日にも空自先遣隊
石破茂防衛庁長官は、実施要項策定後、輸送機C130で空輸支援を行う航空自衛隊の部隊に対し、ただちに派遣命令を下す方針。来年一月に本格的な活動を開始するため、今月二十五日に先遣隊約十人を現地に向かわせる方向で調整している。陸自部隊の派遣は来年二月以降の見通し。
劣化ウラン弾は、天然ウランを濃縮する過程でできる放射性廃棄物「ウラン238」の合金を弾頭に付けた砲弾。強い貫通力と燃焼力を持つが、使用するとウランの微粒子が飛び散り、呼吸を通じて体内被ばくを起こすとされている。
今回のイラク戦争でも米軍は使用したとみられ、陸自部隊が派遣される予定のイラク南部のサマワ周辺でも使われたとの情報がある。
これに関し、石破長官は十二日の記者会見で、「劣化ウラン弾に限らず、すべての面で隊員の安全を確保しなくてはならない」と述べ、劣化ウラン弾も含めた派遣部隊の安全対策に万全を期す考えを示した。
ただ、政府としては、劣化ウラン弾について「人体に影響があるとは米国は評価していない」(石破長官)「クリアされている問題」(防衛庁首脳)というのが基本的な見解。今後、隊員の安全問題とともに、こうした見解の是非についても論議を呼びそうだ。