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イラク戦闘員動員網
中東・欧で組織構築
【カイロ=嶋田昭浩】イラクで反米勢力などの攻撃が続く中、イスラム過激派がイラクへ送り込む戦闘員を集めるため中東から欧州諸国に及ぶ大規模な組織網を構築していたことが明らかになった。各国の捜査で、カギを握る人物としてヨルダン人の男が浮上。ヨルダンの当局者は十日、本紙の取材に「男は、イラク北部で活動するアンサール・イスラムのメンバー。(今年八月七日に十七人が死亡した)バグダッドのヨルダン大使館爆破の計画者ではないかと疑っている重要人物だ」と語った。
アンサール・イスラムは、国際テロ組織アルカイダと関係があるとされる過激派グループ。イラク駐留米軍も、米兵襲撃との関連で、同グループのイラクでの活発な動きを指摘していた。
また、ヨルダン人の男は以前、アフガニスタンでビンラディン氏に協力していたとされる。
ヨルダンの当局者は、ヨルダン関連のテロ事件に限定して捜査を進めているとしながら「男がテロ実行犯の徴募活動をしているとの情報がある。男を含めアンサールのメンバーは、アフガニスタンからイラク北部のクルド人地区に移動。最近の情報では、男はイラン当局に逮捕されたが、釈放された」と明かした。
先月二十八日、イタリアとドイツの捜査当局がミラノとハンブルクで、アルジェリアなど北アフリカ出身の男三人をパスポート偽造などの容疑で逮捕。さらに今月二日にドイツのミュンヘンで、複数のイラク人をドイツへ不法入国させた疑いでイラク人の男一人が逮捕されたが、有力紙「南ドイツ新聞」は四日、その男が、自爆テロの要員をイラクへ送り込む役割を務めていたと報じた。
各国の捜査から、欧州での徴募活動グループと密接に連絡をとっていたヨルダン人の男が、浮かび上がった。
このグループは、イランに向かうイスラム教徒に偽造文書や資金、潜入ルートなどを用意。この一年で数百人がイラク入りしたと推定される。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20031211/eve_____kok_____003.shtml