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【ワシントン和田浩明】米ブッシュ政権は、駐留米軍などを攻撃するイラク抵抗勢力の情報収集や幹部の追跡・捕獲のため、イラク人だけからなる部隊の組織づくりに乗り出した。マクレラン大統領報道官は11日の会見で、「諜報機関の設立を支援している」と明言。ラムズフェルド国防長官も9日の会見で、旧フセイン政権幹部を追跡するイラク人部隊の導入準備が始まっていることを明らかにした。
マクレラン報道官は諜報機関の設立について「イラク側の要請に基づくもので、イラク人への権限移譲の一環」と説明、米主導ではないことを強調した。しかし、ラムズフェルド氏は「地元の言葉や文化を理解できるイラク人の存在は重要」と語り、駐留米軍による情報収集に限界があることを示唆した。
11日付の米紙ワシントンポストは、米政府がイラク人の諜報機関設立を承認、イラクのバドラン内相が指揮をとることになったと報道。旧政権下の諜報部員を採用予定で、訓練や装備の確保は、米中央情報局(CIA)とヨルダン政府の支援で行われるという。
ラムズフェルド長官によると、設立準備中のイラク人部隊は、米側が指名手配した旧政権幹部55人(44人は拘束)ら「価値の高い標的」に関する情報を収集、追跡・捕獲することが任務。イラク国防軍などから選抜された要員がバグダッドに集められているという。
9日の会見に同席したマイヤーズ統合参謀本部議長によると、追跡対象となる「高価値標的」は計200人前後。新設部隊は駐留米軍とも共同で抵抗勢力の掃討作戦を行うが、同議長は「特に情報収集で大きな働きが期待できる」と語った。
イラク駐留米軍は米兵の死傷者が急増した11月から強化した掃討作戦の発表で、ことあるごとに「地元住民からの情報提供が役立っている」と強調。人心掌握に効果が出ていることを示す狙いと見られるが、一方でイラク人情報に頼らなければ効果的な作戦が難しいことも示している。
[毎日新聞12月12日] ( 2003-12-12-12:38 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20031212k0000e030050000c.html
★ 参照書き込み
『この「イラク情報機関」は「フセイン秘密警察」の看板変え?』
(http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/685.html
『イラク治安警察の情報ファイルが無傷で丸々米軍の手に渡った』
(http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/703.html
『イラク特別治安局から多量の治安情報ファイルを発見という記事』
(http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/708.html)