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2003.12.11
Web posted at: 12:03 JST
- CNN/AP
バグダッド――イラク統治評議会は10日、フセイン元大統領をはじめ、旧政権幹部による人道に対する罪や人権侵害などを裁く特別法廷を設置したと正式発表した。
統治評議会のアブドルアジズ・アルハキム議長は会見し、特別法廷はフセイン元大統領率いるバース党と軍部による1968年7月14日のクーデターから、2003年5月1日にブッシュ米大統領がイラク戦争の「大規模戦闘終了」を宣言するまでの期間に、旧政権や軍部によって行われたクルド人やイスラム教シーア派に大量虐殺や人道に対する罪を、ジュネーブ条約や校内報にもとづいて裁く。
議長によると、死刑を適用するかはまだ決めていない。イラクの国内法では死刑の適用が認められているが、米軍の占領政策によって停止されている。アルハキム議長は、特別法廷の判事任命などが終わり態勢が整う頃には、来年7月1日までに主権を回復する予定の新暫定政権が、死刑について決定するだろうと見通しを示した。
バグダッド市内の米軍管理区内に設置された特別法定内で会見したアルハキム議長は「今日はイラクの歴史において歴史的な日だ」と表明した。同法廷はかつてフセイン元大統領が、外国使節から贈られた記念品の陳列室として使われていた。
統治評議会のカナ委員はAP通信に対し、特別法廷の裁判は公開され、テレビ中継も検討されていると話した。訴追対象は、米軍が指名手配している旧政権幹部55人が中心になる見通し。
旧政権幹部55人のうち、すでに米軍が拘束したと発表されたアジズ副首相や、元大統領のいとこで「ケミカル・アリ」の異名を持つアルマジド元国防相らは、イラク国内で米軍の取り調べを受けているとされるが、具体的な居場所や処遇は明らかにされていない。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200312110011.html