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【カブール西尾英之】アフガニスタンの国家再建を目指す「憲法制定ロヤ・ジルガ」(国民大会議)が13日から首都カブールで開催される。部族代表などが集まって政治的決定をくだす伝統的な意思決定機関。カルザイ氏を暫定政権大統領に選任した昨年6月の「緊急ロヤ・ジルガ」に続き、タリバン政権崩壊後2回目の開催となる。
アフガン復興の道筋を定めた01年12月の「ボン合意」に基づきカルザイ政権は今年11月、米国型大統領制導入を盛り込んだ憲法草案を策定。今回のロヤ・ジルガはこの草案を審議、承認するもので、全国から約500人が参加する。草案が承認されれば来年6月には国家元首選挙が行われる。その場合、カルザイ氏が大統領として承認される可能性が高いが、一部のグループがカルザイ氏への権力集中を防ぐため首相制の導入をもくろんでいるとされ、会議の行方は予断を許さない。
一方、カルザイ政権を「米国のかいらい」と批判するタリバンなどイスラム武装勢力はロヤ・ジルガを妨害する姿勢を示し、国際治安支援部隊(ISAF)が厳重な警戒態勢を敷いている。タリバンは国連などに対する攻撃姿勢も強めており、今月に入り「日本の権益を狙ったテロの可能性がある」との情報をもとに、日本大使館が在留邦人に警戒を呼びかけるなど、緊張が高まっている。
[毎日新聞12月11日] ( 2003-12-11-21:23 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031212k0000m030096000c.html