現在地 HOME > 掲示板 > 戦争44 > 563.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 小泉が歴史に残る名宰相になるには? 投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 12 月 11 日 08:14:39)
クエスチョンさん
「椿三十朗」は「七人の侍」や「生きる」とならんで黒沢映画の中でも最高傑作の一つです。小生はレンタルビデオをダビングしてもっていましたが、なくしてしまい英語の字幕の入ったものをロンドンで買いました。黒沢は英国人(特にインテリ)には非常に人気があります。シェークスピアを題材にしているものも多いことが理由に挙げられます。椿三十朗も見せたら大受けでした。三船敏郎も非常にカッコイイという評判です。(彼は黒沢の演出がないとまるで別人のようにダメだったが)
ところでコイズミは自分では(風貌もふくめて)、多分菊井に近いと思っているのではないかと推察します。が実は彼の言動を聞いていると、要は無知蒙昧な二代目政治家以上の何物でもないことがよく分かります(糸山英太郎などとほとんど変わりはありません)。吉田茂、佐藤栄作、(宮沢喜一もかな)当たりのように官僚上がりで、腹芸の極致を叩き込まれた連中(この3人もとんでもない反動政治家ではあったが)ならいざしらず、コイズミに貴殿が言われるような芝居が打てるとは到底思えません。コイズミの頭の中に今あるのは、どうやったら財界とアメリカに愛想をつかされないで明日を生き延びられるか、でしょう。あの線の細さを見ると、自分でイニシアチブを取って圧力に立ち向かえるような人間には見えないし、目つきを見ると戦略を考える様な知力があるようにも見えません。他人の圧力の尻馬に乗る以外に策はないでしょう。「椿三十朗」の菊井は少なくとも自分の頭で必死で戦略を練って実行していたし、城代家老に至っては、菊井をはるかに越えた度量を持った大人物だったわけで、コイズミと比較するのは所詮無理というべきでしょう。
ところでIT板にちょっと質問を差し上げてますので、よろしかったらご一読ください。