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(回答先: 自衛隊派遣:武器携行の兵員輸送容認を示唆 小泉首相 [毎日新聞]【昨日はかっこうをつけるために武器弾薬は輸送しないと...それを嘘吐きという】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 11 日 02:58:02)
イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊派遣の基本計画の閣議決定を受け、防衛庁は10日、自衛隊の活動の詳細を決める実施要項の策定作業を本格化させた。来週中ごろまでに実施要項を策定し、早ければ来週中にも航空自衛隊に派遣命令を出す日程が浮上している。
ただ、小泉首相が10日、「イラク国民向けの復興人道支援」の性格を強調するため、武器・弾薬は輸送しない方針を改めて明言し、そうした方針を実施要項に反映させたい考えを示したため、調整が難航する可能性もある。
実施要項は、基本計画の内容をさらに詳細にしたもの。陸上自衛隊の活動地域について、基本計画が「ムサンナ県を中心としたイラク南東部」としているのに対し、実施要項では、サマワ市など具体的な地名を書き込む。部隊の規模や装備についても、基本計画にある「600人以内」「航空機8機以内」といった上限の数字ではなく、具体的な人数や、「C130輸送機4機」などと航空機や艦船の名称、数を盛り込む。
派遣時期については、石破防衛長官が「法律で(実施要項に)明示することが求められていない」と述べているうえ、最大の焦点である陸自の時期が未定のため、盛り込まない方向だ。
実施要項自体は非公表だが、概要版が公表される予定だ。
実施要項の策定時期について、石破長官は「(基本計画の定めた活動期間が始まる)15日は1つのめどだと思う」との見通しを示している。ただ、15日に衆院テロ防止特別委員会、16日に参院外交防衛委員会での閉会中審査が予定されており、政府内では、「概要版の公表は閉会中審査の後になるのではないか」との見方が強い。
自衛隊への派遣命令は、首相が実施要項を承認した上で、防衛長官が行う。福田官房長官は10日、「(陸海空の3自衛隊は)それぞれ任務も行く所も違う」と述べており、3自衛隊に対する派遣命令は個別に出る見通しだ。
一方、首相が「武器・弾薬の輸送はしない」と発言したことが、防衛庁内に「寝耳に水」(首脳)と波紋を広げている。
イラクで治安維持活動を行う米軍などを後方支援する場合、当然、武器・弾薬の輸送も想定される。防衛庁は、その前提で準備を進め、政府の国会答弁も行ってきた。「武器の輸送をしないといっても、人道支援物資と武器が一緒にこん包されていた場合、仕分けするのは事実上不可能」(防衛庁幹部)という運用面の事情もある。
福田官房長官が10日の記者会見で、「通常の武器を持った他国の兵員の輸送は可能」と述べ、軌道修正を図った背景には、防衛庁側の巻き返しがあったとの見方がある。
ただ、首相は10日夜、「武器・弾薬は(輸送)しない。復興人道支援なので、そういう中で実施要項を考えてもらう」と強調した。このため、防衛庁は今後、この首相発言に沿った線で調整を進めることになりそうだ。
(2003/12/10/23:19 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20031210ia26.htm