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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031210-00000008-yom-pol
防衛庁は10日、イラクへ派遣する陸上自衛隊の本隊に精神科の専門医官を同行させる方向で検討に入った。
通常の訓練で経験したことのない事態が発生し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)など不安定な精神状態に陥った場合に治療する態勢を取ることが必要と判断した。国連平和維持活動(PKO)など、従来の自衛隊の海外派遣では内科、外科、歯科医などが同行している。ルワンダでのPKOには精神科も兼務する医官が参加したが、精神科の専門医の派遣は初めて。 陸自は今回、医療支援を任務の柱の1つとしており、約100人の衛生部隊を派遣する。内科、外科なども含め医官10人前後が同行する。石破防衛長官は、陸自の派遣先のサマワなどイラク南部の情勢について、「他の地域に比べて相当安定している」との認識を示している。だが、テロ攻撃など自衛隊員が危険にさらされる可能性は否定できないため、防衛庁は万全の態勢を取るべきだと判断した。
自衛隊の各部隊には、カウンセリング資格を持つ心理学カウンセラーが一般隊員として配属され、悩みごと相談などに応じている。
だが、PTSDなどは、高度な専門知識を持つ精神科医による治療が必要で、「同じ部隊内のカウンセラーより、外部の専門医の方が一般隊員は相談しやすい」(陸自幹部)という事情もある。このため、防衛庁は、自衛隊中央病院(東京都世田谷区)所属の精神科医を陸自本隊に同行させる方向で調整している。(読売新聞)
[12月10日17時27分更新]