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今、政治家たちがいう「日米同盟の重要性」は日本国の利益を意味しない
本年当初、小泉首相は「イラク戦争問題で、ブッシュ大統領に、国際協調が大事であることも進言する」
と明言した。
同時期に、川口外相は「対米外交姿勢として、言うべきは言う、という視点を採る」
と明言した。
過ぐる訪米に際して、「今までにない緊密な日米関係を構築した」とする小泉首相の自己陶酔の表れであったのだろうか。
その後のアメリカ政府の各級官僚たちの日本政府に対する「筋違いの天の声」は、実に壮絶を極めるものであった。
ブッシュをはじめ、ラムズフェルド、ウォルフォヴィッツ、アーミーテージ、ケリーらの高官をはじめ、各セクションの報道官など、競い合って暴言を吐いてきた。
例えば、アーミーテージがヘラヘラ笑いを添えて言った。
「日本は先のイラク戦争において、何の役も果さず、観覧席から観戦していただけだった」
そして「嘉例の如く」日本政府筋はこれらの侮蔑に対して何の反応も示していない。
「日米同盟」の中身がここにあることを如実に思い知らされる。
これまで数十年にわたって、日本の政治家らが国民を前にしていつも言い慣らしてきた「日米同盟の重要性」は日本国の国益には全く寄与しない。
唯々「宗主国の振舞いを増幅させるアメリカの政治家ら」と、唯々「従属国としてアメリカの差配に跪く日本の政治家ら」が縦に並んでいるに過ぎない。
何しろ、数百兆円に及ぶ米国国債をはじめあらゆる日本の在米資産を凍結されて、自分の国の財政は未曾有の逼塞状態に陥っているのだから・・・。
これで、イラクに派遣した自衛官らに犠牲者が出たりしたら、小泉首相は何というのか?
「それは当初からリスクとして折込済みだ」とでも言うのか?
日本人外交官ら襲撃被災事件もモヤモヤのうちに「自衛隊派遣の霞」のむこうに消えてゆく。
小泉政権ありて日本国に未来なし。