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(回答先: 小泉「約束」はおこがましいが「メソポタミア湿原の復興事業」なら、わが政策と合致。 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 12 月 09 日 23:28:25)
イラク緑の党は、イラク版のマーシャルプランとして【ナツメヤシ一人一本運動】を呼びかけている。
イラクの最大の輸出商品は石油であることは誰もが知っているが、2番目の商品はナツメヤシであった。「あった」と過去形で書いたのは、長引く戦乱の影響でナツメヤシの木が激減したからである。
最近では、スンニ・トライアングルの住民がレジスタンス勢力に関する情報を米侵略軍に提供しない懲罰として、泣き叫ぶ住民たちの必死の懇願を無視して、米兵が【生命の木】と呼ばれて大切にされてきたナツメヤシの木をブルドーザーで押しつぶしたことは良く知られている。この懲罰方法は、パレスチナ人のオリーブや、ナツメヤシ、オレンジの木をブルで薙ぎ倒す実績豊富なイスラエルがアメリカ軍に伝授したものである。
燃料が不足しているので街路樹のナツメヤシも伐採されているとの報告もある。
イラク緑の党によると、イラン-イラク戦争前には3200万本以上とイラクの人口にほぼ等しい数があったナツメヤシの木は、イラクのクウェート侵攻後の統計では1400万本以下に激減している。
そこでイラク緑の党では、イラク人一人がナツメヤシを一本植えて復興は図ろうという【イラク版マーシャルプラン】を呼びかけている。
同党のアクラム・アル−ハムダーニ党首は「日本の武器を携えた軍隊には来てもらいたくないが、鍬を持った Green Army なら大歓迎すると言っている。
イラクでの急務の環境問題は、他にも劣化ウラン、湿原の回復がある。イラク緑の党党では米軍に劣化ウラン弾の投下地点を示す地図などの情報提供を問い合わせているが無回答の状況である。
湿原問題も重大な問題であるが、南部地域の特定の問題なので、イラク人全員が参加するような運動にはなりえない。
その点、「椰子緑化軍」構想であれば、実際の植樹、管理などの労力や知識(if any)
提供、果実の購入、苗木の寄付など物質的支援などイラク人でも外国人でも誰でも参加できるし、その孫子の代まで及ぶ恩恵は計り知れない。
イラク侵略の間接的加害者でもある日本人が、このような事業に参加しても罰は当たるまい。
日本だけでなく、世界中の緑の党などに呼びかけて世界の運動にもなりうる。以上
【余談】本日受信したアクラム氏からのメールによると、「イラクに来るという自衛隊を誰が守るんだい?」