現在地 HOME > 掲示板 > 戦争44 > 393.html ★阿修羅♪ |
|
民主「正当な理由ない」、共・社「憲法違反」と反発(YomiuriOnline)
野党3党は9日、政府がイラク復興支援特別措置法に基づいて自衛隊などの派遣に関する基本計画を決めたことに反発した。しかし、民主党と共産、社民両党とは派遣反対の理由が微妙に異なっており、3党の共闘の障害となっている。
民主党は、イラク戦争や米英中心の戦後体制に正当性がないことを最大の反対理由としている。菅代表は9日の小泉首相との会談でも、「イラク戦争を支持し、治安回復を前提に米大統領と自衛隊派遣を約束した小泉首相の判断は間違っている」と断じた。
ただ、自衛隊が貢献する意義については、同党は認める立場だ。菅氏は会談後の記者会見でも、「『危険だから送るべきでない』と言っているのではない。大義名分があれば危険でも覚悟して行かなければならないことはある。最大の問題はそういう正当な理由がないことだ」と強調した。
一方、共産、社民両党は、現地の危険性に加え、武力行使を禁じ、集団的自衛権の行使を認めていないとされる憲法に違反することを挙げている。首相との会談で、共産党の志位委員長は「国際的な道理や憲法に照らしても大義のない暴挙だ」と言明。社民党の福島党首も「これ以上、人が亡くなったり殺されたりはたくさんだ。戦闘・非戦闘地域を区分けした法の前提が壊れている」と批判した。
民主党は新たな国連決議の採決やイラク人による政府の樹立があれば自衛隊派遣を認める方針で、「立場の違う共産、社民と共同の集会などは難しい」との声が出ている。実際、9日には3党が都内で個別に街頭演説を実施し、菅氏も記者会見で、合同集会の可能性について「現時点で検討はしていない」と述べた。
(2003/12/9/22:44)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20031209ia25.htm