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アフガニスタン国際戦犯民衆法廷
質問11: アメリカ政府は劣化ウランについてどこまで知っているか? 11. アメリカ政府は公式には劣化ウランのリスクをはっきり否定しています。世界保健機構の最近の発表も同様です。政府が劣化ウランのリスクを実際どこまで知っているか皆さんのご意見を送ってください。 1943 ― マンハッタン計画:1943年10月30日付、レズリー・R・グローブズ将軍Genera Leslie R. Groves)へ宛てた手紙 マンハッタン計画の科学者ら(Compton, Urey, Connant)は原子爆弾製造計画の過程で生成される放射性廃棄物を利用して、当時ドイツが先に使うかもしれないと考えられていた「放射能ガスのように作用する」放射能兵器の開発を提案した。劣化ウランはこの他の文書でもはっきりと言及されている。 「生体細胞への放射能の作用」D.E.リー著(D.E. Lea)、ケンブリッジ大学出版局(1946) 1950 ― 陸軍パンフレット: 原子力兵器の影響 9.40 「…核兵器中の核分裂を免れたウランおよびプルトニウムはその後残留放射線となる可能性が高い…」 1974-99 ― 陸軍:劣化ウランに関する研究報告 劣化ウランの軍事使用に関する広範囲の調査、1974-1999、湾岸戦争症候群特 この文書は劣化ウラン兵器の試験およびその特徴についての広範囲にわたる調査結果である。1943年のグローブズ宛の手紙の内容をすべて再確認するものである。 1976 ― 空軍:国際法―武力衝突と空爆作戦1976年11月19日 1976年11月19日付の空軍のマニュアル「国際法:武力衝突と空爆作戦」 「各協定は連邦議会の制定する法律と同等の効力を有し、米軍は厳正にこれに従 米国憲法第4条には「…将来も含めすべての協定は連邦議会の下に米国の最高法 「米国が締結している劣化ウラン兵器に関連する協定は:1907年10月18日締結のハーグ条約(USAF マニュアル、P.1-7)、1925年6月17日締結の窒息ガス、毒ガス、その他のガスおよび細菌の兵器使用を禁止するジュネーヴ議定書、[ガスに関するジュネーヴ議定書] (USAF マニュアル p.1-7)、および1942年8月12日締結の戦時下の市民の保護に関するジュネーヴ協定である」(USAFマニュアル p-1-8) 国防総省は正式な宣戦布告がない場合でも憲法の下に戦争に関する法律に従わなくてはならない。「武力衝突の際は武力紛争に関する国際法を適用する」(USAF マニュアル p-1-10) 「米軍はいかなる交戦においても軍事行動および関連活動に際し国際法を遵守する」(USAFマニュアル p.1-8) ウラン兵器は現行の法律では名指しで禁止されていないが、軍法と国際条約に照らせば非合法である。「兵器の使用が非合法である場合がある」(USAFマニュアル p.6-1) 「兵器は国際慣習法もしくは条約がいかなる場合もその使用を禁止していれば非合法である。人を殺傷する毒物はその一例である」(USAFマニュアル p.6-1) 国際司法裁判所は勧告的意見「核兵器の使用と威嚇の合法性」の中でこの点を明確に述べている。(国際司法裁判所報告 1996) この意見書の第87節では人道法の原則と規則が核兵器を含むあらゆる兵器に適用されることが確認されている。また軍事行動以前に兵器使用の合法性を判断する義務があることも強調されている。 ガスに関するジュネーヴ議定書は「窒息性、毒性その他のガスまたは液体、これに類する物質および装置の兵器使用」を禁じている。(USAFマニュアル p.6-3,6-4) ジュネーヴ議定書に追加される第2議定書 [第1、第2議定書ともに原子力発電所あるいはダムへの爆撃もしくは自然環境や給水系統を破壊する軍事行動を強く禁じている] 1907年のハーグ第四条約、第2節23条では毒物の使用を全面的に禁止している。「特別条約の禁止条項に加え、特に次の行為を禁止する ― a)毒物および毒性兵器の使用; b)捕虜への報復行為による殺傷; e) 不必要な苦痛を与える兵器、発射物もしくは物質の使用」(USAFマニュアル p.5-1) 空軍マニュアルでは毒物はウラン兵器であるとはっきりわかるような記述がある。「毒物とは、ごく微量でも経口、吸引あるいは傷口より摂取されて肺や血管に入り込み、死または永続的障害をもたらす生物および化学物質のことである。これまで長年に渡り慣習法の下に毒物の使用が禁止されてきたが、毒物の使用が非人道的であることに加えて、毒物はコントロールが難しく、死または永続的障害をもたらすという特徴があるためである」 (USAFマニュアル p.6-5) 1978 – 第95回連邦議会および大統領 ― ボブ・ドール(Bob Dole)上院議員演説 1979 − 陸軍:可動性装置研究開発局(Mobility Equipment, Research & Development) 1984 − エネルギー省 − 劣化ウラン汚染試験計画 ワシントン州リッチモンドにあるパシフィックノースウエスト研究所のJ.A.グリスマイヤー(Glissmeyer)、J.ミシマ(Mishima)、J.A.バンバーガー(Bamberger)により、1984年8月12〜14日メリーランド州バルチモアで開催された第18回DOEの空気中放射能管理および空気清浄に関する会議で「放射能拡散距離モデルを使用した空気清浄化システム」が提案された。1985年3月、エネルギー省ハーバード大学空気清浄化研究所のM.W.ファースト(First)の編集により出版された;CONF-840806 Vol. 2 「陸軍の開発研究局の一つである弾道研究試験場はパシフィックノースウエスト研究所(PNL)との合同研究で、新型の大口径銃器で劣化ウラン弾を使用した場合の空気清浄化モデルシステムを開発中。実行には膨大なコストがかかる。フィルタにすぐに粒子が溜まるためフィルタ交換と低レベル放射性廃棄物の処分を頻繁にしなければならない。粒子が早く積もるので空気の流れは遅くなり、職員が目標地域に再び入るために待機する時間が長くなる」 「陸軍資材試験部(MTD)および弾道研究試験場はともに、大口径劣化ウラン貫通弾について2種類の拡散範囲を実行している(それぞれ範囲A、B、および範囲B、D)。 1989 − 海軍 – 劣化ウランからタングステン合金へ切り替え 「砲弾製造史の中で特記すべきは1978年にウラン合金の使用を決めた後、米国海軍が1989年にタングステン弾への変更を決めたことである。その理由は実弾での発射試験でタングステン弾が砲弾としての達成用件を満たしており、劣化ウラン弾の放射能被爆や環境破壊の可能性を減らすことができそうだという結果を得たためである」 1990 ― 国防省次官補室責任者 A.H.パサレラ(Passarella) 情報の自由および安全性の見直し 1990年2月11日 ダン・ファヘイへの回答 「劣化ウラン粉末の吸引もしくは摂食は、重度の重金属中毒や放射能被爆をもたらす可能性がある」 1990 ― SAIC : 政府契約業者 「短期間に高レベルの放射能に被爆すると死に至るが、長期間低レベル放射能を被爆すると癌になりやすい」 「噴霧質劣化ウランに被爆した前線の兵士は、放射線学的およ化学的影響を被りやすい」 1990 ― 陸軍 − 兵器軍需品化学軍(AMCCOM) (Armament, Munitions and Chemical Command) 1991 ― ロスアラモス・メモ – ロスアラモス核研究所 「長距離の戦車爆撃あるいはA-10近接支援機からのGAU-8弾いずれも、ウラン弾の致死的データは比較的少ない。湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾の数量は桁数が違うほど増えている。劣化ウラン弾はイラク軍に対して非常に効力があると考えられているが、この点きちんと調べる必要がある。 劣化ウランの環境への影響についてはこれまで同様今後も大きな課題である。 この戦争で劣化ウラン弾が使用価値があると判断されれば(さらに良い武器が開発されるまで)国防省もこの使用を提議し、今後も銃弾として存続するだろう。そうなれば我々は適切で有効な兵器を使用する可能性を失うことになる。 1992 ― 米中央軍記録 – ドーハにおける劣化ウラン弾薬庫火災後 1993 ― 会計検査院(GAO) 「吸引された不溶性酸化物は肺に長くとどまり、放射能により癌を発症する可能性がある。劣化ウランの摂食も放射能性および毒性の危険がある。 1993 ― 陸軍兵器軍需品化学軍(AMCCOM) 1993 ― 陸軍専門職部隊、軍医総監部(Office of the Sugeon General) 「兵士が劣化ウランの灰を吸引または摂食すると、発ガンのリスクは高くなる。発ガン率の高さは劣化ウラン摂取量がわかれば(測定できれば)数値で表すことができる(余命に換算してin terms of projected days of life lost) 1993 ― 陸軍作戦計画担当参謀次長 ワシントンD.C. 1993年8月19日 [会計検査院の劣化ウランに関する議会への報告の回答] c. 「GAO報告を受けて国防副長官(DEPSECDEF)は1993年6月8日、陸軍長官に対し以下の任務を実行するよう求めた覚書を発表した: 1993 ― 陸軍作戦支援本部―非機密部署(UNCLASSIFIED SECTION) 4. 「予測外の劣化ウラン被爆も医学的に問題はないと考えられる。しかし被爆予想最低値を立証するためには、被爆を詳細に記録し、標本を採る必要がある。予測外の被爆とは劣化ウラン灰の吸引・摂食に結びつく状況、あるいは劣化ウラン粒子、破片による傷口からの汚染である。予測外被爆は以下の状況で起こると考えられる: 1995 ― 陸軍 環境政策研究所(AEPI)議会報告 「劣化ウランが体内に取り込まれると、医学的に重大な結果をもたらす可能がある。体内の劣化ウランは化学毒性、放射能性の両方の危険がある」 「問題とすべき臓器の放射線量は劣化ウランがその臓器内に存在した時間に関係する。この値がわかれば発ガンおよび遺伝的リスクを割り出すことができる」 「劣化ウラン貫通弾爆撃を受けた車両の中もしくは近くにいた者は内臓の被爆が重大であると考えられる」 「劣化ウランに汚染された地域の清浄に実際に使用できる修正技術はほとんどない」 「医療技術では劣化ウラン固有の化学毒性および放射能毒性を大きく変えることはできない。これはウランの固有の特性である」 「軍は劣化ウラン弾の兵器としてのコストを徹底的に検討するべきである。製造コストだけでなく、兵器からの削除・廃棄および再利用コスト、実験地域清浄コスト、健康・環境の長期的コストも考慮に入れなければならない」 「劣化ウラン弾の研究・開発、試験評価サイクルの中で、陸軍の土地での劣化ウラン汚染実験を計画的に行う」 「陸軍は軍内の調査あるいは外からの劣化ウラン粒子のデータを集め、その差異を測定して再検討し、実験を行って正常化に必要な条件を求めなければならない」 「軍は爆撃および燃焼で生じる劣化ウラン粒子についてさらに研究を深める必要がある」 陸軍環境政策研究所(AEPI)陸軍内劣化ウラン使用による健康・環境への影響 1995年6月 メリーランド州ベセスダにある陸軍放射性生物研究所(AFRRT)は動物実験により、劣化ウランが他の金属とは異なり体内で分解して拡散し、脾臓もしくは脳などの器官に蓄積され、ネズミの胎児に劣化ウランの影響が及ぶことを明らかにした。 1998 ― 米国原子力規制委員会(NRC) 職業上の被爆に関する米国原子力規制委員会のガイドラインによると、湾岸戦争中に放出された劣化ウランの量は186,000,000グラムで、これは男女子供を問わず米国民の100倍の人数に有害な量だという。 1998 − 米国労働省/(OSHA) 労働省労働安全衛生局(OSHA)の有害物質資料である化学物質安全データシート 2000 − 米国エネルギー省(DOE) 米国エネルギー省(DOE)は2000年1月20日デイヴィッド・マイケルズ次官補に送った手紙の中で「劣化ウランに微量のプルトニウムが含まれると考えるのは普通である」と延べ、公式に次のように認めている。「これまでの情報からハンフォードなどの兵器製造工場で製造された劣化ウラン弾通常、かなり低いレベルではあるが超ウラン元素(アメリシウム、ネプツニウム、プルトニウム)を含んでいる。….何箇所かの保管庫の在庫劣化ウランについて、超ウラン元素(メリシウム、ネプツニウム、プルトニウム)レベルを測定する事業を開始した」 2003 ― 報道関係:ペンタゴンがニュースを操作 − ジョン・ハンチェット(John Hnchette) 前U.S.A.TODAY(全国紙)編集者 2003年1月湾岸戦争の退役軍人ジョン・ロック少佐とともに米国東部への講演旅行中、私は「劣化ウランの問題に関する良識人の一人」とダグが称するジョン・ハンチェット氏に紹介された。彼は1991年から2001年まで、U.S.A.TODAYの編集者として劣化ウランによる退役軍人の湾岸戦争症候群について速報のニュース記事を書いたが、退役軍人の悲惨な病状について記事を発表しようとするたびに、ペンタゴンからの電話で記事を載せないように圧力がかかったという。その後U.S.A.TODAYの編集者をはずされ、現在は大学でジャーナリズムを教えている。 2003 − ペンタゴン 陸軍大佐 記者:劣化ウラン弾に関する健康上のリスクは何ですか?それともリスクはないと否定しますか? メディア自由思想連合記者ジェイ・シャフト(Jay Shaft)によるインタビュー 「イラクで劣化ウラン500トン使用、陸軍大佐認める」 2003 ― 報道関係:ホワイトハウスとペンタゴンがニュースを操作 この人物は報道関係内部に厳しい統制が敷かれていることに大いなる疑問を抱き、このメモを有効に利用できる誰かに委ねることを決心した。…メモはすべて社内用の便箋に書かれ、送り主のサインやイニシャル、またニュース部門の受け取り人のサイン、イニシャルも記されている。 これらのメモが本当なら少なくともアメリカのマスメディアの一部は厳しく管理されていることは明らかであり、不正に加工・操作されたニュースはホワイトハウスとペンタゴンの公式な新聞発表と同じと言ってもよいだろう。 (9月28日) イラク国内の高レベル放射能については何も語られていない。劣化ウラン弾が犯人だが、広範囲に及ぶ場合「サダムの隠された核爆弾」が咎められるべきである。前述のペンタゴンの大佐は、今後数年で兵士の髪が抜け、指を失うということが起こるとすれば訴訟の数が増えるだろうと嘆く。陸軍でよく言うように「俺の非番の時にしてくれ」(not on my watch, Charlie!) (11月17日)最高裁はブッシュに一撃を加えつつある。キューバのグアンタナモGitmo[Guantanamo]収容所の事件を取り上げ、ホワイトハウスは大揺れだ。 2003年2月から日々更新された1400枚におよぶメモの全容
2003年11月25日
ローレン・モレ
劣化ウラン兵器計画
http://www.mindfully.org/Nucs/Groves-Memo-Manhattan30oct43.htm
資料提供:ダグ・ロック陸軍少佐(Major Doug Rokke) 湾岸戦争後のイラン・クウェート劣化ウラン・クリーンアップ計画の責任者
1946 ― 公開資料
(電離放射線によるショウジョウバエの遺伝子突然変異について明らかにした1927年のH.J.ミラーの研究も含む) 北米放射線医学学会、ロックフェラー医学研究所および英国学士院との共同研究
9.41 「ウランおよびプルトニウムのアルファ粒子は…すぐに空気中に吸収され…地面に蓄積されるウランおよびプルトニウムの外的危険はそれほど大きくない…」
9.42 「ウランおよびプルトニウムは体外にある場合危険はわずかであるが、肺、消化器官、傷口を通して危険量が体内に摂取される可能性がある。プルトニウムは骨や肺に蓄積されやすく、アルファ粒子の長期作用で深刻な損害をもたらす」
原子力兵器の影響(1950)1957、1962、1964年に核兵器の影響とタイトルを変えて再版。 陸軍パンフレットNo. 50-3 1977年3月、陸軍本部より発行
別調査局「Gulf-LNK」
http://www.gulflink.osd.mil/du_ii/du_ii_tabl1.htm
米軍法務局 空軍パンフレット AFP 110-31
AFP 110-31(以後USAF マニュアルとする)ではA-10サンダーボルトを含め空軍
パイロットの行動はすべてこのマニュアルに準拠する、爆撃および空爆作戦に際
し、米空軍は国際法および米軍法に従う、と明記している。
うことは特に重要である」これが国防省の法的な姿勢である。
(USAF マニュアルp.1-7)
とする。各州の判事は憲法および州法にこれに反するものがある場合でも協定
に従う」と書いてある。
空軍パンフレット[マニュアル] AFP 110-31
「空軍と国際法はウラン兵器を禁止する」
共著:カレン・パーカー法学博士(Karen Parker, J.D.)(ストラスブール大)
ピョートル・バイン博士(Piotr Bein, PhD.
資料提供:ジョン・ラフォージ(John LaForge)
Nukewatch http://www.nukewatch.com/
劣化ウラン弾製造について― ドール議員「大統領閣下、3月14日付のワシントンスターに掲載された記事によると、ペンタゴンは劣化ウラン弾を製造する準備ができたそうですね。劣化ウランは重金属で値段が安いというのがその理由だと思われますが、言うまでもなく私はこの提案に驚いています。放射性物質を使用するという一般的な恐怖に対する配慮がまったくない上に、コストが安いから弾丸に使うという妙な政策決定がなされたとしか考えられません」
第95回連邦議会第2セッション、Vol. 124(part 29) 1978年3月17日 ボブ・ドール上院議員による140行におよぶ長い演説の冒頭
陸軍の可動性装置研究開発局は1979年3月7日、次のように述べている。「(劣化ウラン弾が使用された場合)前線で救護や消火にあたる近接地域の兵士だけでなく、爆心地から離れた風下の兵士も空気中の放射能灰によって過剰に被爆する可能性がある」
包囲された地域の内部には劣化ウラン弾を試験的に用いた結果もたらされた劣化ウランの噴霧質状および固形の残留物質が存在する。目的地域を封印して実験を行ったが、職員が防護マスクなしに入るためには空気中に浮遊する劣化ウランを換気または空気清浄して取り除かなければならなかった」
B.ロストカー(Rostker) 「劣化ウラン弾の開発」湾岸における劣化ウラン弾環境被爆報告(II)より(2000)
http://www.gulflink.osd.mil/du_ii/du_ii_tabe.htm
ダン・ファヘイ(Dan Fahey,) 劣化ウラン被爆体験 第2版
1998年7月2日 全米湾岸戦争資料センター pp. 197-198
サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル社(SAIC)報告より 追記D 陸軍兵器軍需品化学軍(AMMCOM)の貫通弾長期戦略研究
1990年7月 この報告は砂漠の嵐作戦の半年前に発表された。
「…1990年7月の報告では、劣化ウランは低レベルのアルファ放射線を放ち、内臓に被爆すると発ガンの可能性があり、化学毒性により腎臓障害を引き起こす」(AMCCOMの放射能班は「劣化ウランの長期低レベル放射能被爆は発ガンと関係があり…影響がゼロということは考えられない」と述べている。
ダン・ファヘイ 劣化ウラン被爆体験 第2版 1998年7月2日
国立湾岸戦争資料館センター p. i)
議題:劣化ウラン貫通弾の有効性 1991年3月1日
M. V. ツィーム(Ziehm)中佐より
調査分析部ラーソン(Larson)少佐へ(WR13)
実戦での劣化ウランの使用が有効でなければ、劣化ウラン弾は政治的に容認されず、武器として削除される。
作戦後レポートを書くときにはこのデリケートな問題を心に留めておかなければならない」
ロスアラモス研究所 覚書 1991年3月1日
資料:ダグ・ロック陸軍少佐、1991年湾岸戦争後イラン・イラク・クウェートクリーンアップ計画責任者
「爆発物処理隊(EOD POC)は、燃焼中の劣化ウランからアルファ線は放出されないがウラン粒子の吸引は危険である、と報告している。第11機構騎兵連帯(11ACR)は同区域を化学物質汚染危険地域として扱い、近接地域においては風上に位置し防護マスクを着用するよう指示された」
米中央軍記録「11ACR ドーハ火災:中央軍最新情報」
1991年7月12日 項目10
「砂漠の嵐作戦:準備不足の陸軍劣化ウラン汚染対策」会計検査院
(GAO/NSIAD-93-90) 1993年1月 pp.17-18
劣化ウラン貫通弾が標的に当たると運動エネルギーの多くは熱として分散する。衝撃熱で劣化ウランは一瞬のうちに燃焼もしくは酸化し、劣化ウラン粒子の濃度の高い煙が発生する。ウラン粒子を吸引、摂食する可能性があり、有害である。
U. S. ARMY ARMAMENT, AND CHEMICAL COMMAND(AMCCOM)
「劣化ウランの事実」 ブコフスキーらによる写真集
国内および戦地におけるウラン弾の現実 1993年3月 p.97
医療部隊長ロバート・G・クレイプール(Claypool)大佐が1993年8月16日に陸軍化学学校に送った手紙
劣化ウラン灰の被爆による生理的影響はガン(灰もしくは骨)と腎臓障害である。
ダン・ファヘイ「劣化ウラン被爆体験」第2版
1998年7月2日 全米湾岸戦争資料センターpp.263-264)
作戦計画担当参謀次長経由、陸軍参謀事務局長より(施設、兵站、環境担当)次官補への覚書
議題:連邦議会への報告草案の見直し ― 軍内での劣化ウラン被爆による健康および環境への影響 ― 対策覚書
(1) 劣化ウランに汚染された機器と接触する兵士に対しての適切な指導
(2) 湾岸戦争時に劣化ウランに被爆した兵士の医学的検査
(3) 今後の作戦のために劣化ウラン汚染施設の復興計画
エリック・K・シンセキ准将のサイン
[覚書の他の部分はこの実行に関するものである]
資料:ダグ・ロック少佐 1991年湾岸戦争時のイラク、クウェートクリーンアップ計画の責任者
議題:劣化ウラン被爆の内科的治療 1993年10月2日
A. 劣化ウラン弾装備の車両あるいは劣化ウラン弾薬庫が燃えて発生する煙の中
B. 劣化ウラン粒子、破片の残る環境での作業中
C. 劣化ウラン弾攻撃を受けた建物、車両内
5. 劣化ウランを含む事故の際の適切な安全性の指導は参考資料Aに、また劣化ウランに汚染されている可能性のある機材についての適切な管理は参考資料Bに記す。
6. 段落4に記載したそれぞれの症例については以下の措置をとる必要がある:
A.参考資料B段落5-10に従って医療報告(MED-16)(RCS MED-15(R4))を提出する
B. 標本を採取し、以下の段落および参考資料A段落9-6に従って分析する
(1) 鼻腔表面からの標本採取…は劣化ウラン粒子からの被爆を確認するために有効
(2) 呼吸を保護するために使用したもの(防護マスクキャニスター、防塵マスク、鼻を覆った布等)はビニール袋もしくは容器の中に封じ込める
(3) 24時間後の尿検査を行う
資料:ダグ・ロック少佐 1991年湾岸戦争後のイランおよびクウェートクリーンアップ計画責任者
「陸軍は他国の政府に対し、汚染された戦闘地域の劣化ウランがもたらす健康・安全性のリスクに関するガイダンスを用意しなければならない。このガイダンスには環境測定値、監視、移動および改善技術に関する情報が含まれる」
1997 ― 軍放射性生物研究所(AFRRI)
The Nation 誌 1997年5月26日 p.17-18
ダン・ファヘイ 劣化ウラン被爆体験 第2版 1998年7月2日
全米湾岸戦争資料センター p.3
は劣化ウランについて「肺ガンおよび化学毒性による腎臓疾患が増加し、危険な分解生成物」と述べている。
ダン・ファヘイ 劣化ウラン被爆体験 第2版
1998年7月2日 全米湾岸戦争資料センター
デイヴィッド・マイケルズ博士、公衆衛生学
米国エネルギー省環境安全衛生担当次官補 2000年1月20日付の手紙
前U.S.A.TODAY編集者 ジョン・ハンチェットとのインタビュー
ローレン・モレ、ニューヨーク州オレアン 2003年1月29日
陸軍大佐: 私に健康上のリスクについて何らかのコメントをさせようということですね。
記者:もしお話頂ければ、劣化ウランに関するペンタゴンの裏の事情を知りたいのですが。
陸軍大佐:そうですか。(口汚い言葉の後、長い沈黙)いいでしょう。お求めなら噂話を少しお話しましょう。劣化ウラン弾に非常に大きな健康上のリスクがあることをペンタゴンは承知しています。何年も前から地域実験や製造工場の監視を行っているのです。米軍がイラクに侵攻する以前にイラクの一部の地域は高レベル放射能汚染地区に指定されていました。バスラ、ジャリバ、タリルなど主に南部の砂漠地域と、その他の多くの戦闘地域はすべて戦争以前に汚染されていました。クウェート国境近くの南部砂漠地域は調査の結果特に汚染度が高いのです。サウジアラビアの米陸軍の実験地域では放射能の通常背景濃度の1000倍の値です。米国内の実験地域でも非常に高い汚染が見られました。ひどいです。80年代から実験が行われていますが、一度も正式に発表されることはありませんでした。ゲイ対策だけでなくウラン汚染についても「聞かざる・言わざる」政策を採ったのです。かつて劣化ウラン弾を被爆する可能性のある兵士は全身化学防護具を身につけなければならないという説があったのですが現実的でないとの理由で取り上げられず、その後二度と表立って検討されることはありませんでした。
記者:ではペンタゴンは劣化ウランの有害性を知っていたというのは本当ですね?
陸軍大佐:そうです。上層部のほとんどは80年代に知っていたというのは確かです。
2003年5月5日
TBRNewa.com
2003年3月中旬TBRニュースは、米国の主要テレビネットワークの中間管理
職と名乗る男性からEメールを受け取った。その中で彼は(その後もメールは続く)、ニューヨーク市の本社からネットワークテレビのニュース部門へ送られた社内メモを大量に所有していると書いている。さらにこれらのメモは題材にすべきもの・すべきでないものについて、ネットワークの各部門で公表する際の公式の指示であると述べている。
というわけだ。
何が合法的か決めるのは最高裁ではなくブッシュだということを彼らはわかっていないようだ。ブッシュは近々乱暴な方法で人々を驚かすという。
http://www.tbrnews.org/index.htm.