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産経抄12.08.議論を深めよ!大日本帝国「自存自衛」vs米帝国「中東安全保障計画」に石油確保の本音切々
短絡的な議論をすると、逆に「ソフィスト」に絡め取られる。
「反戦」派は、「戦争に反対」という姿勢と、「戦争が嫌い」から、「戦争を知りたくない」に落ち込み、「歴史を正確に学ぶ気がない」ので、教条、独善に堕ち入るのが常である。自己満足でしかない。
いまだに「正当防衛権」を主張し、暴力革命論者のカール・マルクスの「正統」と」称する漫画チック「政党」が、「派兵」と「派遣」の言葉の意味の違いも分からずに、「自衛隊イラク派兵反対」で、票を稼ごうとしていつような「貧困なる哲学」横行の今、以下を読み比べられたい。
1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・
---------- 引用ここから ----------
産経抄 −大東亜戦争の日本とイラク戦争のアメリカとを同時に擁護しようとする曲芸。「戦争を起こした側に責任があるとすれば、戦争を起こさせた側にもそれがある」
http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/257.html
投稿者 シジミ 日時 2003 年 12 月 08 日 22:34:21:eWn45SEFYZ1R.
http://www.sankei.co.jp/news/column.htm
「え、日本とアメリカが戦争したことがあったの? それでどっちが勝ったの?」と聞く子がいるといわれたことがある。とんでもない話、困った話の例として挙げられたが、十二月八日はその日米開戦の日。その日から六十二年がたった。
▼日本が大東亜戦争に駆り立てられた動機ははたして「侵略」にあったのか。明治維新によって近代国家になった日本にとって、ロシアの南下政策は大きな脅威であり、アジアへ進出した西欧列強も日本をおびやかした。しかし「列強に伍して自国を守ろうとした」という主張は東京裁判で封じられた。
▼ところが日本占領の元帥マッカーサーは一九五〇(昭和二十五)年十月、大統領トルーマンとのウェーク島会談で「東京裁判は誤りだ」と告白したという。翌五一年五月の米議会聴聞会で次の証言も、近年注目されている。
▼「原料の供給を断ち切られたら、一千万人から一千二百万人の失業者が日本で発生するだろうことを彼らは恐れていました。したがって彼らが戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだったのです。」
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://www.jca.apc.org/~altmedka/gulfw-54.html
Web無料公開『湾岸報道に偽りあり』
隠された十数年来の米軍事計画に迫る
第九章:報道されざる十年間の戦争準備(4)
(その54)米帝国軍「中東安全保障計画」に石油確保の本音切々
[中略]
深く反省した私は、国会図書館の法令議会資料室でアメリカ議会の記録を探した。
ところがなんと、いちばん重要と思われる一九八〇年の上院外交委員会聴聞会議事録『南西アジアにおける合衆国の安全保障上の関心と政策』(『U.S. SECURITY INTERESTS AND POLICIES IN SOUTH-WEST ASIA 』)の図書カードには、「欠・不明」と記載されていたのだ。念のため係員に確めると、「いったん受けいれたものが行方不明になっている」という説明である。疑り深い私は「スワッ、CIAの仕業か」といきごんだが、どうすることもできない。ともかくこれで、日本国内でも、この報告を見る機会が過去にあったのだという事実だけは確められた。係員が気の毒そうに、「アメリカン・センターにマイクロ・フィシュがある」と教えてくれたので、翌日そちらにでかけた。
資料名だけはすでに一年前から知っていた『南西アジアにおける合衆国の安全保障上の関心と政策』は、マイクロ・フィシュではたったの四枚だが、議事日程で二月から三月にかけての六日間の証言と付属報告集であり、B5版で本文が三六八ページにもおよぶ長文のものであった。
表紙には斜めに、「 HOLD FOR RELEASE SEP 16」というゴム印らしい文字が二ヵ所に押されている。マイクロ・フィシュは白黒写真なので、色は分らないが、赤字の日づけ入りハンコだったのではないだろうか。「九月十六日に公開」ということは「それまでは差止め」の意である。この種の議事録には機密性があり、内容も一部は削除され、公開が遅れることも多いという。この場合、三月十八日に終わった聴聞会の記録が、以後約半年間、公開差止めとなっていたわけだ。同時期の軍事委員会議事録にはゴム印が見られないことから考えると、やはり、特別扱いだったのだろう。
内容は、定まり文句の「ソ連の軍事力の増大」ではじまり、「ペルシャ湾への合衆国(軍)の接近作業」(U.S. APPROACHES TO THE PERCIAN GULF )という題名の軍事作戦地図でおわっている。だが、むしろ驚嘆すべきなのは、実に詳しい石油事情の分析と予測である。つまり、「安全保障」といい「軍事力」というものの本音が、まさに石油資源地帯確保にほかならないことを見事に自ら告白しているのだ。途中からは「追加報告」となり、文書提出の「CIA長官の陳述書」、「緊急展開軍」(中央軍の前身)、「ペルシャ湾からの石油輸入:供給を確保するための合衆国軍事力の使用」などが収録されている。「事件年表」の発端が、一九七三年十月十七日から一九七四年三月十八日までの「アラブ石油禁輸」となっているのは、この報告の歴史的性格の象徴であろう。
大手メジャー、エクソン作成の報告書「世界のエネルギー予測」もある。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
産経や、下手糞漫画家、「よしりん」などの鴨にされ、言論詐欺師の本蛇蝎一、週刊金曜日などに、権威を求め、親指をしゃぶっているような自称平和主義者は、この際、「偽の友」として、切り捨てなければ、むしろ、裸の猿の絶滅を早めることになる。
もっとも、その方が、他の生き物のためには良い、という考えもあるから、無理には勧めないが。