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侵略戦争での「殺人」をどう考えるか
http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/174.html
投稿者 縄文人 日時 2003 年 12 月 08 日 11:48:41:bfek92EqWeCqg

「米空爆の掃討作戦で子ども9人死亡」というニュースが報じられました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031207-00001011-mai-int

こうした殺人事件には、すでに慣れっこになっているようですが、
それで済ましてはいけない問題ではないでしょうか。

「戦争なんだから、仕方ないよ」
「あっ、間違えちゃった。ごめん」
「そんなとこにいるほうが悪いんだよ」

もしこれが「戦場」ではなくて、街の中の出来事だったら、
こんな簡単な言葉で済まされ、許されるわけがありません。

戦争は「殺人」を正当化するだけでなく、
「殺人」を「戦果」として誇ります。

11月30日にサーマッラで起きた米軍と武装勢力との戦闘でも、
米軍は「おい、54人も殺しちゃったんだぞ、すごいだろう!」と
誇らしげに胸を張って発表しました。
実際に亡くなったのは8人と、病院は言っているそうですが、
人をいっぱい殺したほうが威張れるのです。
「戦争の物差し」と「日常生活の物差し」は、
まるっきり目盛りが逆につけられています。

しかし、これは殺した側や「関係ない人」の論理であって、
殺された人やその家族は、いったいどうなるんでしょう。

同じ犠牲者でも「外交官」は「国葬並み」の葬儀で讃えられ、
勲章や、地位格上げや、お金や、名誉で、それなりに報われますが、
アフガンで誤爆されて殺された9人の子どもたちはどうなのか。
無実な、あどけない子どもを失った親や家族たちの気持ちを、
いったい誰が、どんなふうにあがなってくれるのでしょうか。

イラクやアフガンでの圧倒的な犠牲者は、
まだいたいけない子どもたちであったと言われています。
テロとは全く関係のない子どもや市民を殺すのは、
これまたまだ若い兵士たちです。
兵士たちもある意味で「犠牲者」であって、
そのことに気づいた兵士が、脱走したくなる気持ちも分かります。
このことは、いままでは「他人事」として考えることもできましたが、
しかし「自衛隊派兵」が時間の問題となったいま、
もはや「他人事」で済ますことはできません。

不条理な戦争、残虐な戦争、悲劇の戦争…。
そんなことは多くの人に、とっくに分かっているはずなのに、
それでもイラクに行かなければならない理由は何なのでしょうか。
その理由として、
「復興支援」=「イラクのため」
「国益=石油&対北朝鮮防衛」=「日本のため」
等々と盛んに語られていますが、
それがほとんど詭弁であることは、もうはっきりとしています。
どこからどう見ても、それは「ブッシュのため」でしかありえません。

どなたか、以下の「不等式」を検証していただけませんか?

「イラクのため」+「日本のため」>「ブッシュのため」

いえ、この問題は数学や数字で解答を出すようなものではありません。
ずっと前、どこかの国の総理大臣は、こんな不等式を書きました。

「いのち」>「地球」

しかし現実は、戦争が「いのち」と「地球(環境)」を破壊し続けています。
実際は、「一部の者たちの利益」>「いのち」>「地球」であり、
「いのち」は、「あっ、間違えて殺しちゃった」で済む程度なのです。

失礼、訂正。
「地球(石油資源)」>「いのち」でした。

福田さん、お父さんが作った「不等式」は、どうなったのでしょうか?
http://www.creative.co.jp/

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