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http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20031208/mng_____kok_____003.shtml
イスラム教シーア派の最高位聖職者で、レバノンのシーア派組織ヒズボラの精神的指導者とされてきたムハマド・フセイン・ファドルラー師(68)が本紙のインタビューに応じ、九日に基本計画が閣議決定される日本の自衛隊のイラク派遣について「日本の兵士は(先月十二日にイラク南部での自爆テロで十六人が死亡した)イタリア兵と同様の事態に直面するのではないか」と警告した。 (ベイルートで、嶋田昭浩)
イラクでは、住民の多数派を占めるシーア派の動きが、今後の政治体制を決めるカギとなる。
ファドルラー師は「ブッシュ米大統領は、イラクがテロとの戦いの戦場であると宣言した。つまり、米国の関心はいかにイラクの抵抗勢力と戦うかであって、イラクに平和と安全をもたらすかではない。現時点での派兵は日本の国益にかなっていない」と指摘。
その上で「イラクの人々は、米国との(同盟)関係で派遣されてくる他国の兵士を、イラクの平和維持でなく米兵の防護が目的だと考えている」として、自衛隊などが派遣されれば抵抗を受けるとの見通しを語った。
さらに同師は「日本の人々に分かってほしいのは、われわれはテロに反対するが、ナチス占領下のフランスの抵抗のように(占領された)自国の自由を守る人々をテロリストとは考えないということだ」と強調した。
一方、イスラエル軍に対するゲリラ戦を続けてきたヒズボラと自らの関係を否定した上で「イスラエル軍がパレスチナから撤退しさえすれば、パレスチナ人は自分の側から(イスラエルに向け)一発の弾丸も撃たないと言っている」とし、イスラエルに“肩入れ”する形で仲介に入る米国の中東政策を批判。「われわれは米国民やユダヤ人を嫌っていない。他の民族の土地を占領する彼らの政策を嫌っているのだ」と語った。