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米国防長官の「古い欧州」、独の今年の流行語「大賞」
2003.12.20
Web posted at: 14:48 JST
- REUTERS
ベルリン(ロイター) ドイツ西部ウィースバーデンに本部がある「ドイツ語協会」は19日、「今年の流行語」を投票で決め、ラムズフェルド米国防長官が、イラク戦争に反対するドイツやフランスを非難した際に用いた「古いヨーロッパ」(das alte Europe)を選んだ。
ラムズフェルド国防長官は、今春のイラク戦争開戦前から数回にわたり、欧州を皮肉る意味でこの言葉を使用。独仏が反発し、米国との対立が一層深まったが、一方で「平和」の意味もこめられるようになり、米の対イラク政策の反対派が「自信」を持って使うようにもなっていた。
同協会の会長は「この言葉は国境を超えて、新しい意味を持つようになった。非常に興味深い言葉だ」と選出理由を説明している。
流行語のこのほかの候補には、新型肺炎の「SARS」、シュレーダー独首相が打ち出した経済改革案を示す「アジェンダ2010」などがあった。
昨年選ばれた言葉は、「teuer(高い)」と「euro(ユーロ)」の2語を組み合わせた造語「teuro」(ユーロ高)、一昨年は「9・11」(Der 11. September)だった。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200312200005.html