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2003年 12月19日 金曜日 □□□□ □■
アメリカ軍に包囲された中学校 by Dahr Jamail
IRAQ DIARIES 2003年12月18日 <イラク日記>
http://electroniciraq.net/news/1271.shtml
12月17日午前11:30 アミリヤ地区(バグダッド)発/12月16日の
夕方、西バグダッドのアミリヤ地区で住民がサダム。フセイン支持の
デモを開催した。子どもたちの多くが、通りかかった巡回中のアメリカ
軍の特殊車両ハンビーに投石した。この件を除いて、デモは非暴力
であり、発砲もなく、一人の怪我人も出なかった。
今日(17日)になって、第1空挺師団所属の米軍部隊が大型戦車
二台と複数のヘリコプター、数台のブラッドリー戦闘車両を伴って戻
り、アッシャヒド・アドナン・ヘララ中学校を封鎖して男子生徒を捜索し
た。学校は完全に封鎖され、前夜のデモ中に撮影した生徒の写真を
もって米軍兵士とイラク人警察が入ってきたとき、出入り口も閉鎖さ
れた。
私はこの学校にやってきて、最初に会った兵士に尋ねた。
「アメリカのジャーナリストだが、ここで何があったのか教えてくれな
いか?」。
彼は私に話しはじめたところで、背後から戦車に乗った別の兵士に
怒鳴りつけられた。私が振り返って見ると、一人の兵士が首のあたり
で手を振って、黙っていると彼に告げた。彼は「話すことはできない」
と返答した。
私たちは校舎に近づいた。
イラク人の通訳が、校舎の前に立っている群衆に話していた。「君
たちはここで開かれることになっている明日のデモに参加してはなら
ない。解散して、むこうへ行きなさい」。
名前を聞かないでくれといったウィスコンシン出身の米兵が、なにが
起こったのか、その後の情報を提供してくれた。彼が昨晩のデモにつ
いて上述の話をして、イラク人警官が昨夜意思を投げた子どもたちを
捕らえようと校舎内に入っているのだと言った。
昨晩のデモで誰か怪我したのかどうか、そして何らかの兵器が発砲
されたのか、私は彼に尋ねた。 「いや、何人かの子どもが意思を投
げてきただけだ」。
どの子を尋問すべきか、どうやって判断するのかと彼に尋ねた。
「昨晩、写真を取ったイラク人警官を何人か連れてきている。彼らは
中で写真に写った子どもたちを捜しているところだ」。
機関銃を搭載した数台のハンビーが大きな幌つきの兵員輸送用ト
ラックを取り巻いていて、そこには26人の生徒が乗せられ、その後、
戦車が前後の護衛する形で退去した。
今回の逮捕は明らかに、同じ地域で明日に開催が予定されている
デモへの見せしめだった。われわれが学校の玄関前に居続けている
とき、すべての出入り口は外側を警備員が封鎖していたが、校内に
生徒たちが居るのを目にした。釈放されるのを待って、ドアのカンヌ
キのうしろに生徒たちが集まっているのが見えた。
その後まもなく、ドアは錠を開けられ、おびえている生徒たちが解放
された。もっとも年少の者は10歳ぐらいだったし、18歳よりも年長の
生徒はいないように見えた。
校門のあたりで、多くは涙を流して、走り出した。他の者は憤慨して
おり、校門を蹴ったり、揺さぶったりしていた。私たち憤激した生徒た
ちに囲まれた。
「これが民主主義? これが自由? 皆さん、アメリカ兵がここで僕
たちに何をしたか見たでしょう?」
もう一人の学生は叫びながら、私たちこう言った。「彼らは何人もの
友人を連行した! なぜ、彼らは友人を投獄するのか? 石を投げ
たからなのか?」
彼らは私たちをとり囲んで、それが西欧人だったので、殴りかかり
そうなそぶりをみせた。私たちの通訳が割って入ったが、通訳は私た
ちと一緒に仕事をするのは裏切りだと非難された。彼が、真実を伝え
るために私たちは来たのであり、私たちは彼らの見方だと説明してい
るあいだに、私たちは歩き出した。
2、3ブロック歩いたところで、学校から小グループの生徒が走って
きて私たちに話しかけてきた。石を投げたという理由で多くの友人が
連行されたと彼らは告げた。
一人の生徒は泣き叫ぶように、「なぜ彼らは僕たちにこんなことをす
るのか? 僕たちは子どもだよ。何人かが石を投げたけど、僕たちは
友人がどこに連行されたかも知らされない!」。
学校周辺を警護していた戦車などが、今、通りを走り去っていく。数
人の少年が泣きながら走りだし、石を拾って、通り去る戦車の方に投
げた。私たちがタクシーの車内に隠れると、戦車の上に乗っていたア
メリカ兵は私たちの頭上にM16を発砲し始めた。その後ろから来た
二台目の戦車からも、アメリカ兵が私たちの頭上にデタラメに発砲し
ていった。
店内にいた歩行者や子どもたちは、身を隠すものを求めて走ってい
る。私たちは目の前で展開されている光景が信じられなかった。石を
手にした一人の少年が、戦車をみらみつけながら、歩道のうえに立ち
つくしている。まだ通過中のブラッドリー戦闘車両からは、別の兵士
がピストルを取り出してその少年の頭を狙い、戦車が視界から走り去
るまで銃を向けていた。
生徒の一人が私にむかって叫んでいる。「今、ここにいたテロリスト
は誰なのか? あなた自身がそれを見ていた! 僕たちは学校に通
う生徒だ!」。
私たちはバグダッド中心部に戻る途中、同じ車に乗っていた全員が
ショックを受けて、深く揺さぶられていた。私たちの通訳アーメドは頭
を抱えて静かに涙を流している。第1空挺師団の広報担当将校は、
この時点まで、電話でも電子メールでも返答しないでいる。
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