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<朝日>大量破壊兵器見つからず失望、米調査団長が辞意 イラク
2003/12/19 金曜日 10:23
イラクで大量破壊兵器(WMD)を捜索する米調査団の団長を務めるデビッド・ケイ米中央
情報局(CIA)顧問が、来月にも辞任する意向を固めている。複数のメディアが18日、米
政府関係者らの話として報じた。「決定的な証拠」が見つからないことに失望しているという
。
ケイ氏は先週、イラクから米国に帰国。CIA高官と会談を重ねており、来週にも辞任を発
表する可能性があるという。CIA関係者の1人はロイター通信に対して、「クリスマスと年
末年始の休暇が終わっても、ケイ氏はバグダッドに戻らないかもしれない」と説明した。
ケイ氏は10月、「WMDの存在を示す具体的な証拠は未発見」との暫定報告をまとめた。
次の報告は来年2月の予定だが、これを待たずに辞任する意向だという。
辞任の理由として「家庭の事情」を挙げているといわれるが、複数の米政府関係者は「具体
的な成果があがっていないことに、ケイ氏は失望感を強めている」とロイター通信に語った。
ケイ氏は元国連兵器査察官。6月以降、1400人を率い、生物・化学兵器や核兵器などを
捜索している。10月の暫定報告の際、「WMD計画の全体像をつかむには6〜9カ月かかる
」と述べ、来年夏から秋にも最終報告をまとめる意向を示していた。
「戦争の大義」とされた大量破壊兵器の存在を裏付けないまま、調査団のトップが任務を投
げ出せば、欧州などから米国への批判が強まる可能性がある。