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(回答先: アフガンで子供9人の遺体、米軍「空爆の犠牲」認める(読売新聞) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 12 月 07 日 19:54:24)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031208-00000042-mai-int
【イスラマバード西尾英之】アフガニスタン駐留米軍は7日、アフガン南東部ガズニ州で子供9人が米軍機の攻撃に巻き込まれ死亡したと発表し、遺憾の意を表明した。AP通信によると、目撃者の話から、米軍機が子供たちに向けて機銃掃射を行った可能性が強い。国連のブラヒミ・アフガン特別代表は「このような事件はアフガンに不安と恐怖をもたらす」と米軍を非難する声明を発表した。
米軍の声明によると、6日午前10時半ごろカブールの南約130キロのガズニ州内で攻撃を実施した。その後、地上部隊が現場を捜索し、タリバン幹部とみられる1遺体のほか、子供9人の遺体を発見した。この幹部は最近起きた復興関連工事関係者に対するテロ事件の容疑者とされ、米軍は幹部が付近に潜んでいるとの情報を得て攻撃を行ったという。
ロイター通信によると、攻撃したのは米軍のA10地上攻撃機とみられ、子供たちは家の中庭で遊んでいて機銃掃射を受けた。またAP通信によると、現場の地面には数十の弾痕が残されていたほか、血の付いた子供たちの帽子や靴が散乱していた。攻撃に巻き込まれて8歳の息子が死亡したというハミドラさんは「子供たちはボール遊びをしていただけだ。そこに突然、機銃掃射された」と動転した様子で話した。
ジャラリ内相は同日、現場に調査団を派遣、事件の原因を追究する方針を明らかにした。カルザイ大統領は同日、犠牲者の家族に哀悼の意を表明する一方、米軍に対し原因について説明を求めるとの声明を発表した。
米軍は9人の子供の死亡について機銃掃射によるものかどうか明らかにしていないが「近くに子供たちがいたことは知らなかった。罪のない命が失われたことを後悔している」と謝罪。遺族を支援するとともに、委員会を設置して原因究明を行う方針を明らかにした。
アフガンでは昨年7月、南部ウルズガン州で地元の結婚式を米軍機が攻撃し住民48人が死亡。今年に入っても毎月のように各地で誤爆による住民の死者が報告されている。しかし米軍が自ら公表し謝罪するのは異例。今月中旬からカブールで予定されている憲法制定ロヤ・ジルガ(国民大会議)を前に各地でタリバンなどイスラム武装勢力の活動が活発化するなか、今回の事件で住民の反米感情が高まるのを恐れいち早く公表、謝罪したとみられる。(毎日新聞)
[12月8日2時14分更新]