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http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/013215620030718010.htm
イラク特別措置法 審議内容(平成15年7月18日)より抜粋
○石破国務大臣
先ほどお答えをいたしましたように、自衛官たちは何に基づいて行くのか、法治国家でございますから、当然法に基づいて参るわけでございます。そして、基本計画は閣議において決定をし、実施区域は防衛庁長官が総理大臣の承認をいただいて決し、そして、自衛隊が行くか行かないかの可否は国会においてお決めをいただく、これは事後承認という形でございますけれども。そういう形で、文民統制というものの担保を私どもとしてはこの法案において提案をいたしておるものでございます。
しかしながら、どの地域で活動をするかということは、総理の御承認を得て防衛庁長官が決めます。そして、第九条に基づきまして、「内閣総理大臣及び防衛庁長官は、対応措置の実施に当たっては、その円滑かつ効果的な推進に努めるとともに、イラク復興支援職員及び自衛隊の部隊等の安全の確保に配慮しなければならない。」こういうような配慮義務があることも、第九条において委員御案内のとおりでございます。
その場合に、だれが責任をとるんだということでございますが、それは、それぞれ決めたことにおいて、その人間が決めた責任というものがあろうかと思います。それは、私は、実施区域を決め、そしてまた安全確保の配慮義務というものを負っております。そのことについて、もしそれが万全でなかったとしたら、それはそれなりの責任を負わなくてはなりません。
当然のことでございますが、非戦闘地域において、これは憲法上の要請に基づくものでございます。そして安全なところというのは、自衛官が訓練を積み、権限を与えられ、自己を守るための装備を有する、権限を有し装備を持っていく自衛官にとって安全なところという意味でございますけれども、そこにおいて何が発生するか、そういうことが発生しないように、これは万全のことを考える責任というものを政府としては負っております。それにもかかわらず不測の事態が生じたとするならば、それは何に基づくものであるのか、これはきちんきちんと考えていかなければいけません。
だれが、何に基づいて、いかなる責任を負うのか、それは、責任を負うのが嫌だとか逃げるとか、そういう意味で申し上げておるわけではございません。しかし、責任をとるからには、何に基づいて責任をとるのだ、ただ責任をとるということですべてが片づくとは私は考えておりません。みずからが行ったことに誤りがあった、それは十分な責任を負う。当然のことだと思っております。
自衛官の安全に責任を持つということがそんなに生易しいことだと私は思っていません。本当にこのことについて日夜自衛官の方々と議論をし、私がいつも申し上げているのは、私は自衛官ではない、プロの自衛官たちが実際に行ってみて、どこでなら何ができるのか、そういうことをきちんと自分たちで見てくださいと。そして、シビリアンコントロールというのは、それによって私が実施区域というものを判断し、そして国会において実施の可否について御承認をいただく、私はその仕組みをきちんと理解をしながら議論をしなければいけないものだと思っています。
責任をとるのが嫌だとか、そのようなことを申し上げているわけではありません。そこについて、今委員がおっしゃったようなことも一つ一つきちんと検証しながら、自衛官たちが本当に誇りを持って行けるような環境をつくるために、与党であれ野党であれ議論をいただくということが肝要であり、説明責任を果たすことが政府の義務である、私はこのように考えておるところでございます。
〔委員長退席、松下委員長代理着席〕
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この時からちょうど5ヶ月、今日GOサインが出てしまった。
「私は、実施区域を決め、そしてまた安全確保の配慮義務というものを負っております。そのことについて、もしそれが万全でなかったとしたら、それはそれなりの責任を負わなくてはなりません。」
石破さん、本当に責任を取れるのですか?
(そもそも日本は本当に法治国家なのか?自衛官の三笠睦彦さんはなぜ殺されたのか?)