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2003年 12月18日 木曜日 □□□□ □■
<きょうのニュース紹介>
・市民殺害ニュースを隠すのにサダム逮捕を利用
米軍との衝突で18人殺害される インディペンデント(英)
・一般市民の犠牲を隠す米軍の発表
サダム逮捕はレジスタンス攻撃を止められず スコッツマン
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☆★ 市民殺害ニュースを隠すのにサダム逮捕を利用
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反米分子かデモ参加者か? 米軍との衝突で18人殺害される
インディペンデント(英) 12月17日
http://news.independent.co.uk/world/fisk/story.jsp?story=473995
By Robert Fisk in Baghdad(バグダッド)/アメリカ政府とイギリス政
府がサダム・フセイン逮捕を祝福しているあいだにも、アメリカ軍はイ
ラクの大都市三カ所の路上で少なくとも18人のイラク人を射殺した。
バグダッドの西方75マイルにある都市ラマディから送られた劇的な
ビデオ映像は、非武装のサダム支持者が薄暗い街をアメリカ軍から
逃げまどいながら撃ち倒される場面を映していた。バグダッドの北方
にあるサマッラでは、死者18人のうち11人がアメリカ軍によって殺さ
れた。
死亡事件のすべてが、アメリカ軍のサダム捕捉に抗議するスンニ
派イスラム教徒のデモ中に発生した。抗議は15日の夕方、サマッラ
近くで始まったものである。最初のデモ参加者は一般民間人に武装
した者が同行し、バグダッド北部の道路を封鎖した。しかし数時間
後、アメリカ兵がサマッラで発砲したとき、デモ参加者の歓声は憤激
に変わった。
いつものように、アメリカ軍は殺害した18人全員が「反米分子」であ
ると主張し、三つの都市すべてにおいてアメリカ軍が銃撃されたと述
べた。しかしこれは、ちょうど二週間前にサマッラで起こったことと同じ
で、その時も彼らは54人の「テロリスト」を射殺したと自慢した。この
事件を調査しているジャーナリストが得た結論は、サマッラの二カ所
の銀行に新紙幣を運んでいる時にアメリカ軍が待ち伏せ攻撃を受け
たが、アメリカ軍による銃撃の犠牲になったのは9人の一般市民であ
り、そのうちの一人は子ども、別の一人はイラン人巡礼者だった。
アメリカ軍は昨日(16日)、サマッラで前日に再びゲリラによる待ち
伏せ攻撃を受け、彼らはアメリカ軍のパトロールが射程内に入ったこ
とを伝える合図として、ハトを飛び立たせたと話した。アメリカ軍にロ
ケット弾を撃ってきた二人の狙撃者は、アメリカ軍の主張によると、
学校から下校中の子どもたちを楯にしたという。軍当局の発表は、ア
メリカ兵は「敵の銃撃を鎮圧し、市民への発砲はなかった」というもの
で、一般民間人が負傷したと示唆する内容のない奇妙な声明だっ
た。サマッラに派遣されたアメリカ軍の中隊指揮官は、あとになって、
証拠を示すことなく、11人の「反米分子」が殺されたと発表した。サ
マッラでの最後の銃撃戦では、ゲリラの死体は一人も発見されなかっ
た。
イラク人5人が死亡するという大量殺戮の現場となったファルージャ
では、サダム支持のデモ参加者が親米派市長の事務所を荒らし、中
にいたアメリカ軍に雇われた警察官を追い出した。エイブラムズ戦車
二台、ブラッドリー兵員輸送車と数百人のアメリカ兵がその建物に向
かって移動した。それは第82空挺師団の兵士によって統制されてい
たと思われる。空挺部隊は市長の事務所ビルから200メートルしか
離れてない屋根を確保したが、彼らが昨晩の殺害に加わったかどう
か表明はない。
アメリカ軍は昨日(16日)、サダム逮捕についてのさらなる発表に
よって、多数の死亡者が出たニュースをかき消そうとした。厳重な秘
密主義のもとに報道陣がバグダッド空港に訪れたあと、アメリカの統
合参謀本部議長マイヤーズ将軍は、それはサダム逮捕の軍事的影
響が現れるまでは「何度か」ありうるだろうと認めた。
しかしながら、この種の発表は、治安が低下し続けている事実を隠
すことができなかった。例えばモスルでは、サダム支持のデモがおこ
なわれたとき、アメリカ軍指揮下の地元イラク人治安部隊で働いてい
る警察官一人が殺され、ほかに負傷者も出た。南に下ってサダムの
故郷ティクリートの街近くでは、道ばたの爆弾でアメリカ兵三人が負
傷し、そのうちの二人は重傷を負った。公式には発表されなかった占
領軍の治安関連文書によると、この24時間内にバグダッド周辺だけ
で、アメリカ軍への攻撃が30件発生した。
最近の武力衝突が増えている状況下で不安にさせられる新しい現
象として、バグダッドの北にある検問所にアメリカ軍のために働いて
いるのに帽子をかぶって覆面をした狙撃手が出現したことである。彼
らのうち5人はサマッラの外、チグリス川に架かる橋の上で通行車両
を検問しているが、明らかに顔を隠さなければ身元が判明することを
恐れてのことである。彼らは民兵の制服を着ており、新しくアメリカ軍
がテコ入れする「イラク市民防衛軍」のメンバーだと名乗っているが、
彼らは階級章も所属部隊のマークも着けていない。同じ帽子姿の男
たちは、現在、バグダッドの市街地にも姿を見せている。
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☆★ 一般市民の犠牲を隠す米軍の発表
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サダム逮捕はレジスタンス攻撃を止められず
スコッツマン 12月18日
http://www.news.scotsman.com/international.cfm?id=1382522003
イラク人のレジスタンス抵抗運動は前大統領の拘束によって打ち
負かされてはいないと明確にするかのように、サダム支持のデモ参
加者とゲリラ攻撃は昨日(17日)もアメリカ軍との武力衝突を繰り返
した。
サダム・フセインの故郷ティクリートで道ばたの爆弾がアメリカ兵三
人を負傷させた一方で、アメリカ軍はバグダッド北方のサマッラで待
ち伏せ攻撃を受けたあと11人の攻撃者を殺害したと主張した。
イラク北部の都市モスルでは、昨日、サダム支持のデモが武力衝
突に変わったるなかで、一人の警察官が死亡し、別に負傷者も出
た。15日夜のファルージャとラマディで相次いだ暴動では、アメリカ
軍が5人のイラク人を殺害するのが目撃された。
バグダッドの北方60マイルにあるサマッラの街では、15日午後に
待ち伏せ攻撃があり、ゲリラ側偵察兵はアメリカ軍パトロール隊が接
近するのを仲間に知らせる合図としてハトの群れを放った、とアメリカ
軍が発表した。オートバイに乗った二人の狙撃手が軍の車両に発砲
し、下校途中の子どもを楯にとったという。攻撃者は待ち伏せ攻撃で
道ばた爆弾、自動操作の兵器、ロケット弾を使用したが、パトロール
部隊に犠牲者は出なかった。狙撃兵が敵の火力を鎮圧したが、民間
人を撃つことはなかった。現場にいた中隊の指揮官は、その後の銃
撃戦で11人の反米分子を殺害したと語った。
サマッラはバグダッドの北および西に広がるスンニ・トライアングル
にある激しやすい街であり、先月にはアメリカ軍と反米勢力のあいだ
で激しい戦闘があった現場でもある。その時、最初はアメリカ軍指揮
官が54人のゲリラを射殺したと主張したが、地元の住民と警察は銃
撃戦での死者は10人以下であり、その大部分は一般市民だったと
報告した。
サマッラに近いアブ・サファ村での昨日の軍事行動では、アメリカ軍
が逃亡したゲリラ指導者だとする一人のイラク人を他の78人と一緒
に逮捕した、と軍当局が発表した。
グレゴリー大尉によると、ちょうど夜明け前、第4歩兵師団所属の部
隊が、同師団の手配リストの高位ナンバー5にあげたクィス・ハッタム
を逮捕した。彼は55人の重要手配イラク人リストには載っていない。
グレゴリー大尉は、部下が爆弾製造の材料を押収したと発表した。そ
の急襲作戦がサダム逮捕で得られた機密情報に関係するものかどう
かは判らない。
一方、ティクリートでは昨日、道ばた爆弾で三人の兵士が負傷し
た。二人は容態が安定しているが、三番目の兵士は任務に戻った。
アメリカ軍の声明によると、バグダッドの西にあるラマディの街で、
15日、750人の市民がサダムを支持する集会を開いたあと、アメリ
カ兵が三人のデモ参加者を殺害し、二人を負傷させた。その発表に
よると、アメリカ軍は繰り返し発砲し、一人の兵士が負傷した。
もう一つの反米レジスタンスの焦点となっているバグダッド西方の
都市ファルージャでは、15日、群衆が「われわれはサダムを守るの
に魂を捧げる」と叫んで市長の事務所にあふれた。昨日、あるアメリ
カ軍部隊がたまたま地方行政府のビルに立ち寄った。
数十部隊と二台の戦車、大勢の武装した兵員輸送車が集められ
た。ヘリコプターは頭上に舞った。アメリカ軍に榴弾を発射したとさ
れるイラク人がアメリカ軍に殺害された。
イラク北部の都市モスルでは、昨日、サダムの肖像を印刷した古
い紙幣をかざして街の中心部をデモ行進していた数百人の参加者
に対し、アメリカ兵が解散させようと威嚇射撃をおこなった。ヘリコプ
ターが群衆の上に飛び交い、兵器を装備した車両がデモ参加者の
近くに配備された。