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政府は17日、ミサイル防衛(MD)システム導入のため、初期整備費として04年度に約1000億円の契約を米国企業などと結ぶ方針を固めた。このうち04年度予算から150億円の関連費用を拠出し、残り850億円は05〜07年度予算で3年間に分けて手当てする。19日の安全保障会議で正式決定する。同会議では今後7〜10年間の整備費用が8000億〜1兆円に上るMD整備計画の全体像も合わせて了承する見通しだ。
防衛庁は8月の概算要求時にMD導入のため、初期費用として1341億円が必要とし、99年度から継続している日米共同研究費用82億円と合わせ契約ベースで1423億円を要求していた。しかし、8月当時に想定した1ドル=118円の為替レートから円高が進み、今月に入って以降、1ドル=108円前後で取引されているため、円ベースの拠出を大幅に減額できる見通しとなった。
さらに、地上発射型の迎撃ミサイル「パトリオットPAC3」の購入量を抑制することと合わせ、「4年間で1000億円拠出」にまで絞り込む。共同研究費用は「4年間で1000億円」とは別に04年度予算で10億円、05年度予算で72億円を拠出する。一方、04年度予算の防衛費も前年度比1%程度削減する方向で最終調整している。
今月3日に小泉純一郎首相が石破茂防衛庁長官と川口順子外相を首相官邸に呼んで協議し、MD導入方針を最終確認、財務省、防衛庁で予算の規模を調整していた。
MDは敵の弾道ミサイルをレーダーなどで探知し、大気圏外を飛行中と大気圏に再突入後の2段階で迎撃するシステム。【岩崎誠】
[毎日新聞12月17日] ( 2003-12-17-15:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031217k0000e010064000c.html