現在地 HOME > 掲示板 > 戦争44 > 1340.html ★阿修羅♪ |
|
防衛庁は16日、イラクに自衛隊を派遣する日程の概要を固め、与党側に提示した。焦点となっている陸上自衛隊は、本隊第1陣135人を来年2月21日に政府専用機でイラクに派遣する予定で、本隊の受け入れ準備を行う先遣隊28人を1月14日に民間航空機で派遣する。また、宿営地の設営部隊78人を1月31日に政府専用機で派遣し、3月下旬までに計約550人の部隊がイラク入りする計画となっている。先行派遣する航空自衛隊の先遣隊は、今月25日に12人をクウェートに派遣し、C130輸送機3機と残る約140人の本隊は1月中旬に派遣する。
概要によると、陸自の先遣隊と設営部隊はイラク南部のサマワに駐屯するオランダ軍の宿営地に入り、本隊の到着に備える予定。先遣隊・設営部隊の装備・物資はロシアのアントノフ輸送機をチャーターして輸送する。空自は輸送機の飛行訓練を行ったうえで1月下旬をメドにクウェート―イラク間の物資輸送を開始する。陸自の装備や物資を輸送する海上自衛隊の「おおすみ」型輸送艦と護衛艦は1月14日に出発する予定で、クウェートに入港後、装備・物資はサマワに輸送される。
防衛庁は実施要項を18日に決定する予定。ただ、陸自の派遣時期は、小泉純一郎首相と公明党の神崎武法代表の間で改めて協議して指示する内容の覚書が交わされている。イラクの治安状況によっては公明党が先送りを求める可能性もあり、実施要項には空自の派遣時期のみを明記し、陸海自衛隊の派遣時期は改めて防衛庁長官が指示する、との規定を設ける方向で調整している。
政府は、陸海空の自衛隊をイラクや周辺国に派遣するための基本計画を9日に閣議決定。さらに具体的な派遣内容を示すため、石破茂防衛庁長官が、実施要項の策定を進めていた。実施要項に関し、慎重論がある陸上自衛隊の派遣部分については実施要項から分離すべきだとの意見もあったが、基本計画に沿い、一括して盛り込む方向だ。
[毎日新聞12月17日] ( 2003-12-17-03:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20031217k0000m010150002c.html