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ザッと見たところ無かったようなので。既出でしたらすみません。
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JETRO 特集イラク関連情報より
http://www.jetro.go.jp/se/j/iraq.html
フセイン大統領拘束を歓迎(トルコ)
No.637 / 地域:中東・アフリカ
Date: 12/16(Tue)
エルドアン首相は14日、サッダーム・フセイン・元イラク大統領が米軍に拘束
されたことに関し、トルコは常に抑圧と独裁に反対していたと強調し、今回の
拘束がイラクの平和と安定への移行につながるとする声明を発表した。
<復興支援、米国支持を継続>
同首相は、今回の拘束が、フセイン政権による圧政の完全な終焉を意味し、ト
ルコにとっても肯定的な影響をもたらすとし、今後もトルコ政府がイラク国民
への支援およびイラク再建に対する努力を怠らないと強調した。一方で、イラ
クの領土保全を強調し、資源などの国有財産はすべて同国国民のものであると、
クルド勢力などの自立傾向に釘を差した。
また、ギュル外相は、イラクが新しい時代に入り、民主主義国家の建設が始ま
ると述べた。
トルコ政府の一連の声明は、イラクの前政権を否定することにより間接的に米
国のイラク暫定統治を支持し、今後も米国との共同歩調に変わりがないことを
示唆している。
<期待されるビジネス環境の改善>
トゥズメン貿易担当国務相は、トルコとイラクの二国間ビジネスに関し、イラ
ク戦争前に両国間で締結された6億7,500万ドル規模の貿易協定が、一部を除い
て実現していないことに不満を表明していた。しかし、ビジネス界では、今回
の拘束がイラクのビジネス環境改善につながると期待する声も出ている。
なお同相は、仮に戦争がなかったならば、イラクへの輸出額は2003年に30億ド
ル、2004年には40億ドルが期待できたが、結果として2003年は10億ドル程度に
とどまるだろうとする一方で、トルコがイラク市場を放棄することはないと強
調している。
(イスタンブール事務所/中島敏博)
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(関連記事)
米国がトルコの直接入札を承認(トルコ)
No.634 / 地域:中東・アフリカ
Date: 12/11(Thu)
米国国務省はこのほどトルコ企業に対し、総額約187億ドルにのぼる米国のイラ
ク復興支援計画への参入を承認した。12月4日付けのアナトリア通信が伝えた。
トルコ企業がイラク復興関連ビジネスで下請けではなく、直接入札に参加する
の初めて。今回の直接入札は、25件の大型インフラ計画、およびその他約2,00
0件となっており、不振が続くトルコの建設部門はこの決定を歓迎している。
米国国務省のアラン・ラーソン経済・企業担当次官は、トルコ企業が米・英・
ポーランドからなる連合軍参加国企業と同様、入札参加を要請されることにな
るとし、報道を確認した。入札は1ヶ月以内に行われ、米国議会が2月5日までに
応札結果を承認する見通し。
同時期にトルコを訪問した米国輸出入銀行(USEXIM)のエイプリル・フォーリ
ー女史は、トルコによるイラクの経済回復に対する努力を賞賛し、ブッシュ政
権がイラク再建のための戦略的に重要なパートナーとしてトルコに期待してい
ると、イラク復興に積極的に関与することを求めた。また同女史は、トルコ企
業は他国が理解できないイラク情勢をよく把握しているとその優位性を強調し、
米国や英国企業をはじめとするイラクビジネスに参画する企業がビジネスを進
めていく上で、トルコ企業と協力することは有益であるとした。
なおトルコ企業は、米企業の下請けで、現在までで2億2,000万ドル相当のプロ
ジェクトを受注している。
(イスタンブール事務所/中島敏博)