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http://www.asahi.com/international/update/1217/004.html
ブッシュ米大統領は16日、イラクのフセイン元大統領は「極刑」を受けるべきだとの考えを明確にした。量刑を決めるのはイラク国民だとしているが、裁判の方法も決まっていない段階で、元大統領を拘束している米軍の最高司令官が早々に事実上の「死刑宣告」をしたことで、死刑制度を廃止している欧州諸国などの反発を招く可能性がある。
米ABCテレビの単独インタビューに応じたブッシュ大統領は、フセイン氏について「この憎むべき暴君には裁きが、極刑が必要だ」と語った。
一方で、フセイン氏の量刑を決めるのは「米国の大統領ではなく、イラクの市民だ」と指摘。「イラク人には裁判を行う能力がある」として、国連などを巻き込んだ国際法廷や米軍事法廷に持ち込む考えがないことを改めて示した。
また、フセイン氏を拘束しても「まだ決着がついたわけではない」「(イラクから米軍の)早すぎる撤退は、犠牲となった米兵たちを侮辱することになる」などと語り、今後もイラクの治安確立に向けた努力を続ける姿勢を強調した。
ブッシュ大統領は15日の記者会見でも、元大統領の処遇について「私には独自の見解がある」と述べ、極刑を望む考えを示唆していた。
しかし、欧州連合(EU)などには、フセイン氏の処遇をめぐって国際法廷での審理を求める意見のほか、死刑への反対論も根強いとされる。このため同氏の処遇が欧米間の新たな火種になるとの見方がある。 (12/17 10:53)