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奥克彦が米英イスラエルに虐殺され晒されている真因は「国連」強調の論文にあり。
阿修羅戦争44掲示板には、すでに、以下の投稿によって、その論文の全文が紹介されている。
---------- 引用ここから ----------
奥 克彦さんの絶筆「イラクの戦後復興における国連の役割」はすばらしい内容です
http://www.asyura2.com/0311/war44/msg/1234.html
投稿者 8413 日時 2003 年 12 月 17 日 00:10:08:/UWDFM1U6QwjM
「イラクの戦後復興における国連の役割」〜外交フォーラム11月号より全文引用
在英国大使館参事官 奥 克彦
国連だけは自分たちを本当に助けてくれる存在だ、と大半のイラク人は受け止めている。「米国一極の世界では、国連は米国の支持なしには無能の存在だ」との批判があるが、イラクの暫定統治、憲法に基づいた政府の樹立における国連の役割は大きい。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
しかし、この論文の主旨は、すでに、以下の毎日新聞記事にも、的確に要約されていた。
---------- 引用ここから ----------
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/afterwar/art/031201M088_0708101E10DT.html
毎日新聞
記事全文
イラク復興
毎日の視点
「外交フォーラム」11月号 奥克彦参事官論文抜粋
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外交専門誌「外交フォーラム」11月号で、奥克彦参事官が投稿した「イラクの戦後復興における国連の役割」と題する論文の抜粋は次の通り。
5月1日(の主要な戦闘終結宣言)前から、国連の援助機関は活動を再開していました。日本政府としては、法的に、イラクのように相手国政府が未成立の場合、非政府組織(NGO)か国際機関を通じた支援しか、実施できません。イラク復興支援における国連援助機関の役割は不可欠です。
安保理決議で政治プロセスへの国連の関与が認められたとはいえ、国内統治で実権を握っているのは、ブレマーCPA長官です。政治プロセスへの国連関与は、ニューヨークで議論すればするほど、溝が生じるのかもしれません。しかし、イラク国内ではCPAと国連とは相互補完関係に立ちうるようです。国連は、米国色を前向きな意味で薄め、CPAの施策を受け入れやすくすることが期待できます。
イラクの暫定統治、憲法に基づいた政府の樹立には、なお相当の時間とエネルギーが必要です。その重荷を米国と一部の連合参加国だけでは、いずれ背負いきれなくなるでしょう。その時、国連という機関の役割が必ずや大きくなってきます。それを見越して、「国際社会とテロとの戦い」という構図をイラク復興の中で確立することに日本政府が関与できる余地がもっとあるかもしれません。 (毎日新聞2003年12月1日東京朝刊から)