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フセイン元大統領支持派、暴徒化 11人死亡の銃撃戦も
朝日新聞12月16日
http://www.asahi.com/international/update/1216/018.html
イラクのフセイン元大統領の拘束に反発し、元大統領を支持するイラク人によるデモや抗議行動が各地に広がっている。同支持派や抵抗勢力による駐留米軍に対する攻撃も相次ぎ、イラク人多数が死傷、米兵にも負傷者が出た。
駐留米軍によると、バグダッドの約100キロ北にあるサーマッラで15日、パトロール中の米軍部隊が銃や小型ロケット弾による待ち伏せ攻撃を受け応戦。イラク人11人が死亡した。
この待ち伏せ攻撃に際しては、米部隊到着を知らせる合図とみられる多数のハトが、付近から放たれ、間もなく自動小銃を乱射する2人の男がオートバイに乗って現れたという。
一方、バグダッドの約100キロ西のラマディでは15日夜、地元の地域評議会の建物前に元大統領支持派約500人が集まり、銃を持った男たちが、近くにいたイラク人警察官や米兵に発砲した。米兵が応戦し、イラク人2人が死亡、2人が負傷した。米兵も1人がけがをした。ラマディでは別の場所でも、米軍部隊に対して銃撃があり、米軍の応戦でイラク人1人が死亡した。
さらにバグダッドの約60キロ西にあるファルージャではパトロール中の米軍部隊に対し、手投げ弾などによる攻撃があり、米兵の反撃でイラク人2人が死亡した。元大統領の拘束に抗議する数百人が、市長の事務所に押し掛ける騒ぎもあり、武装した一部が米軍に発砲、米側の応戦でイラク人2人が死亡、2人が負傷した。
イラク北部のティクリートでは16日、移動中の米軍の車列のそばで道路脇に仕掛けられた爆発物が爆発し、米兵3人が負傷した。
カタールの衛星テレビ、アルジャジーラによると、北部のモスルでは同日「サダム(フセイン元大統領)に魂をささげる」と叫ぶ学生ら数千人がモスル大学校内で集会を開いた。警察の制止を振り切ってデモ隊が大学から市内に繰り出し、米軍ヘリが上空から警戒にあたった。 (12/16 22:10)