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米英兵の迫撃砲も輸送可能 イラク派遣の参院審査
サンケイ新聞12月16日
http://www.sankei.co.jp/news/031216/1216sei103.htm
石破茂防衛庁長官は16日、参院外交防衛委員会の閉会中審査で、イラクに派遣される自衛隊が米英兵らを輸送する際の携行武器の扱いについて「対戦車弾も迫撃砲も自分の身を守るためだから、(輸送して)いいのだという理屈もそれなりに成り立つ」と述べ、迫撃砲なども輸送可能との考えを示した。
さらに「米軍も身を守るために必要なものは(自衛隊と)そんなに異ならないだろう」と述べ、自衛隊が携行する無反動砲などの武器と同程度の他国兵の武器は輸送可能との判断を表明。米軍などの事情を優先し拡大運用される可能性があることが明らかになった。
一方、小泉純一郎首相は「基本計画では、武器・弾薬の輸送はできるが、実施要項ではしない」と述べ、実施要項には武器・弾薬の輸送を行わないことを明記する考えを示し、政府方針と実態運用とがかい離する可能性が歴然となったと言える。
石破氏は、陸上自衛隊が活動予定のイラク南部・サマワで治安維持をしているオランダ軍から救援要請があった場合には「日本が助けに行くようなことは予定していない。日本は人道支援に行く。オランダと任務が違うのでそんなことは生じ得ない」と述べ、応じない方針を表明した。
人道復興に当たる自衛隊以外の日本人要員が拉致、誘拐された場合の対応については「全く自衛隊の活動と違う活動をしていた場合は、現地の治安機関にお願いする。差異があって当然だ」と述べ、自衛隊と一緒に活動していた場合を除き、自衛隊として捜索、救出は行わない考えを示した。
派遣時期については「危険を抑止、回避するに足ると実際に現場に赴く自衛官が判断するときだ。責任は政治が取る」と明確にしなかった。
自民党の佐藤昭郎、民主党の榛葉賀津也、共産党の小泉親司各氏への答弁。