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(回答先: 12月14日と言えば忠臣蔵、フセインは穴倉から、、。忠犬ポチ犬へは強烈なメッセージで小泉の終わりの始まり。 投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 12 月 15 日 07:47:53)
吉良上野介には似つかわしい醜悪な最後も想い出されますが,穴倉と言えば何といって
も麻原彰晃ではないでしょうか?第六サティアンの隠し部屋は高さがわずか50センチ,
幅1メートル,奥行き3メートルほどの穴倉で,麻原はそこから蛆虫のように引きずり
出された模様です.スケールは違いますが,麻原とフセインの(道化としての)役回り
が極めて類似していたところからも,この結末はうなづけるものがあります.大分乏し
くなったお金をしっかり握って出てくるところも似ています.
イラク市民の中には「こんな無様な捕まり方をするくらいなら自殺して欲しかった」と
いう声もあるようですが,私もそれに強く同意します.私自身はナイーブにもフセイン
はとっくに(4月1日頃)自死したものと思い込んでました.あまりに頻度が多いため
最近ではほとんど痛覚を覚えないほどに慣れきってしまいましたが,<抵抗者たち>の
自爆攻撃という一身を捨てた行為の高貴な無償性に引き換え,あまりにエゴイスティッ
クな<指導者>の惨めな終幕に遣り切れないものを感じます.(各国の指導者たちもそ
れぞれ何か--おそらくは自分たちの末路について--感じることがあったのではないでし
ょうか?何時もと違ってやや殊勝な面持ちであったように思われます.)
現代史に現われた<自死>という戦闘形態--太平洋戦争末期におけるゼロ戦や魚雷によ
る特攻,ベトナム戦争時の僧侶たちの焼身自殺,現在進行形のパレスチナ・イラク戦士
の自爆攻撃と拾い挙げてみると,これらがすべてアメリカ(など超大国)との(ほとん
ど絶望的に勝ち目の無い)戦争において生起しているという厳粛なる事実に気付きます.
フセインに懸けられていた巨額賞金は結局誰にも支払われないことになったようですが,
今回の逮捕劇の決め手となったフセインの潜伏している地点が,フセインのもっとも愛
した女が不用意にマスコミに漏らした言葉「週に一度は電話なりメールがある...」
から発覚したことは間違いありません.始皇帝は兵士らの反乱を慰撫するために楊貴妃
に死を賜り,弟橘比売は倭建命とのために自ら海中に没しましたが,不覚にもフセイン
はあまた聞こえる「女で身を滅ぼす」というパターンに新たな事例を付け加えることに
なったようです.(あの鬚はまぁ悪くなかった.眸も少し澄んできたような...)