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やっぱり恐れていたことは事実だったのです。
ホワイトハウスの周辺だけ「猿の惑星」になっていました!
アメリカを乗っ取った猿政府は、気に入らない環境団体をなんと130年前の
事実上まったく使われてこなかった法律を根拠に告発したそうです。
さあ、歴史家のみなさんの出番ですな。
化石のような法律を発掘してガンガンと猿政府を訴えましょう。
ところで130年前のアメリカって、それこそ「ならずもの国家」だったのに、
自分で先祖帰りしてどうするんだろうね。
やっぱり猿なみのことしか考えられないんだろうな。
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WIRED NEWS
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20031215204.html
米司法省、100年以上眠っていた法律でグリーンピースを告発
Niall McKay
2003年12月12日 2:00am PT 環境保護団体グリーンピースが、米司法省による刑事告発を取り下げさせるため、フロリダ州マイアミの裁判所に12日付け(米国時間)で申し立てを行なう意向を明らかにした。同団体は、メンバーがブラジルからのマホガニー材を積んだ船に乗船したことで、「船員を船から降りるようそそのかす行為」をしたとして告発を受けていた。この行為は、1872年に海賊対策として制定された、定義のあいまいな法律によって禁じられている。
「われわれは根拠があいまいすぎるという理由で、告発の取り下げを求めるつもりだ」と、グリーンピースの法律顧問トム・ウェテラー氏は話す。
取り下げが認められなかった場合、グリーンピースは陪審を請求するという。ウェテラー氏はまた、告発が恣意的だとして追加証拠の開示を要求し、この法律によって告発を受けた組織がグリーンピースだけしかないのはなぜなのか追求していくとも述べている。
ことの発端となったのは、グリーンピースの抗議活動家2人が昨年4月に起こしたある事件だ。2人はマイアミの約5キロ沖で貨物船『APLジェイド(写真)』号に違法に乗船し、「ジョージ・W・ブッシュ大統領は違法な伐採をやめよ」というプラカードを掲げた。2人は逮捕され、週末の間拘置された。
それから15ヵ月後、司法省は1872年の法律に違反した容疑でグリーンピースを刑事告発した。この法律は、売春宿や酒場の人間が船に乗り込み、船員を船から降ろそうとそそのかす行為を防止する目的で制定された。ジョージ・ワシントン大学のジョナサン・ターリー教授(法学)によると、同法は目的地に着く直前の船に許可なく乗船することを一切禁じているが、実際に法律が適用された例は100年以上ないという。
「もし司法省の思い通りになれば、われわれは犯罪組織とみなされ、免税資格を失い、彼らに活動内容を報告するよう義務付けられる可能性がある。非暴力による直接行動を起こした団体を司法省が刑事告発するなど、米国の歴史上初めてのことだ」と、グリーンピース・USAのジョン・パサカンタンド事務局長は話す。
司法省はこれまで、個人を市民的不服従の行為によって告発したことはあるが、組織に対する告発は前例がないとパサカンタンド事務局長は述べた。今回、陪審に費用を充てるほど重要な訴訟ではないという理由から、司法省が裁判官のみによる審理を求めたため、グリーンピースは陪審の請求を決めたという。
この訴訟について司法省のコメントは得られていない。
ブッシュ政権に批判的な人々は今回の件を、グリーンピースに対する露骨な口封じの試みととらえている。
アル・ゴア前副大統領は11月9日、ワシントンDCで政治運動組織『ムーブオン』のメンバーを前に講演を行なった際、今回の訴訟についてこうコメントした。「彼ら(ブッシュ政権)は、明らかに反対意見の圧殺をねらっているとしか思えない手段さえ講じている」
また、米市民的自由連盟(ACLU)、『ピープル・フォー・ジ・アメリカン・ウェイ』(PFAW)、『天然資源保護評議会』(NRDC)といった団体も、グリーンピースを支持する内容の文書を裁判所に提出し、ジョン・アシュクロフト司法長官に訴訟の取り下げを求めている。合衆国憲法修正第1条で認められた、平和的な抗議活動を行なう権利を脅かす危険な判例になりかねないというのがその言い分だ。
「今回の例から見ても、やはり司法省に対する成熟した監視の目は必要だ。1つの団体を追求するためだけに、多大な労力を費やして広義に解釈可能な法律を探し出すとは、実に恐ろしい。団体側は、恣意的な告発という主張を展開して対抗する構えのようだが」とターリー教授は話す。
ターリー教授によると、もし本当に明らかな犯罪行為があったのなら、グリーンピースは法律の適用を免れないという主張も成り立つが、この法律が適用された例は制定から125年間で今回が初めてだという。この法律について言及している公的文書でさえ、2つしか見つからないと教授は述べている。
司法省が提出した最初の開示書類では、問題の貨物船には違法か否かにかかわらず、マホガニー材は積まれていなかったと記されていた。ところが、貨物船が次の寄港先となったサウスカロライナ州チャールストンの港でマホガニーを降ろした証拠をグリーンピース側が示すと、司法省はマホガニーに関する記述のない新たな書類を提出してきたという。
「つまり、(当局は)そのために給与を受けている責任ある職務さえ、まともに遂行していなかったわけだ」とパサカンタンド事務局長は話す。米国とブラジルのグリーンピースでは、マホガニー材の違法伐採と米国市場での販売の現状を追跡しているという。
グリーンピースがブッシュ政権から快く思われていないのは周知の事実だ。グリーンピースはブッシュ大統領の農場で抗議運動をした最初の団体として知られる。同団体は2001年、農場からよく見える給水塔から「有害なテキサス人、ジョージ・ブッシュよ。地球を踏み荒らすな」と書いた横断幕を吊り下げた。
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