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共同・産経【米軍車列に大規模攻撃、武装勢力側46人死亡 イラク中部】
日経刊にも、ほぼ同じ記事ありだが、電網発表なし。
http://www.sankei.co.jp/news/031201/1201kok008.htm
米軍車列に大規模攻撃、武装勢力側46人死亡 イラク中部
写真:11月30日、イラク中部サマラ郊外の道路で起きた爆発の現場を警戒する米兵(AP)
バグダッドの北約120キロにあるサマラで11月30日、反米武装勢力が米軍補給部隊の2つの車列に対して同時に大規模な攻撃を仕掛け、米軍側が応戦した。現地の米軍司令官によると、イラク人46人が死亡し、18人が負傷、8人を拘束した。米兵5人も負傷した。
AP通信によると、駐留米軍当局者は、ブッシュ米大統領による5月1日の「大規模戦闘終結」宣言後、反米武装勢力による最大規模の攻撃だったと指摘。死亡したイラク人の多くは、旧フセイン政権の民兵組織サダム・フェダイーンの服装をしていたという。
旧フセイン政権の残存勢力が依然、大掛かりな攻撃を行う能力があることを示したもので、イラクの治安回復は今後も難航しそうだ。
目撃者の証言などによると、米軍側は30日昼すぎ、戦車や軍用車でサマラ中心部にある銀行に、フセイン元大統領の肖像画が描かれた旧紙幣との交換が進められている新紙幣を運び込んだ。
そこに反米武装勢力が道路を封鎖して待ち伏せ攻撃し、市内で銃撃戦を開始。米軍側は戦車やヘリコプターなどを使って反撃し交戦は約2時間半続き、反米武装勢力が潜んでいた建物などを破壊した。
サマラは反米感情の強い「スンニ・トライアングル」と呼ばれる一帯にあり、市内の至る所でフセイン元大統領をたたえるスローガンが殴り書きされている。
武装勢力側が大規模な反撃に出るとの情報もあり、米軍ヘリコプターが低空飛行し警戒を強めていた。(共同)
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■サダム・フェダイーン 旧フセイン政権下で、イラク国内の反政府勢力による暴動の鎮圧や国民の監視などを目的に、1995年3月に編成されたフセイン大統領(当時)直属の民兵組織。大統領の信頼する部族出身の約2万人で構成され、かつてはフセイン氏の長男ウダイ氏(故人)が率いていた。女性や10代前半の少年から成る下部組織もあり、イラク戦争の開戦後は首都バグダッドに向かう米英軍を相手にゲリラ攻撃を仕掛けて苦しめた。(共同)
■スンニ・トライアングル イラクの首都バグダッドとフセイン元大統領の出身地である北部ティクリート、中部ラマディの3都市を結んだ三角地帯。住民の大半がイスラム教スンニ派で、反米感情が強く、米国が5月1日にイラク戦争の「大規模戦闘終結」を宣言した後も、駐留米軍への襲撃が頻発していることから、外国のメディアが使い始めた言葉とされる。米軍は11月初めから一帯で反米武装勢力に対する大規模な掃討作戦を実施している。(共同)