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<NATO>ボスニア部隊を削減 イラク、アフガンへ増員
【ブリュッセル福原直樹】北大西洋条約機構(NATO)は1日から、当地で米のラムズフェルド国防長官を交えた国防相会議を開催、ボスニアに派遣中の平和安定化部隊(SFOR・1万2000人)を削減し、治安状況が悪化するイラク、アフガニスタンへの兵力増員に回す方向で話し合う。両地域にどの程度の規模の部隊を回すかは不明だ。
一方、安定化部隊は今後、英軍を主体とする欧州連合(EU)軍が引き継ぐことが考えられている。EUとNATOは過去の協定で、世界で平和維持軍などを派遣する場合(1)NATOが独自に行う(2)EU軍の派遣部隊がNATOの施設を借りて展開する(3)EU軍が独自に派遣する――の3ケースを想定。EU関係者によると安定化部隊の引継ぎは(2)を想定、現地本部では英軍が指揮を執りたい意向だ。EU軍が安定化部隊の後に展開した場合、その半数の6000人規模になるとされる。
安定化部隊の余剰兵力についてNATOは、各国に「イラクやアフガニスタンへの増員に回すことを希望している」(英政府関係者)という。イラクでは日本人外交官が銃殺されるなど、治安悪化が懸念されるほか、アフガニスタンでは、財政上の問題からNATOが指揮する国際治安支援部隊(ISAF・独など中心)への各国の増派が進まず問題になっていた。
NATO主体の安定化部隊は95年のボスニア内戦終結後に展開。一時は6万人を数えた。現在、欧州のほか米(1500人)も展開している。(毎日新聞)
[12月1日15時6分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031201-00001064-mai-int