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(回答先: 予告ならむしろこちらではないかと...「アビザイド司令官がイラク駐留軍に対する攻撃よりも民間人を狙った攻撃が増加」 投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 01 日 05:06:57)
あっしらさん、そして遅れましたが、スーパー珍米小泉純一郎さん、こんにちは。
アビザイド司令官の例の発言は、典型的な挑発行動だと思いました。
怒りの種まきのような。
BBCニュースでも繰り返し放送したので、良く覚えています。
かなり癇に障る類いのニュースであり、明らかに何かしらの反応を引き起こそうと目論んでのニュース構成、と感じました。
そう意味では確かにあれは「予告」だと思います。
中身はこんな感じでした。
・強硬作戦のニュース映像。イラクの民間人の家に押し入り、銃を付き付けて家宅捜索。
トラックの荷台に容疑者の男性を銃で小突いて無理矢理乗せる。等など。
・作戦現場の指揮官の発言。
「市民の反感を買うと云う意見もあるが、まだまだ「悪者」がいるので止める訳にはいきません」
・アビザイド司令官の発言。
「彼らはアメリカ軍の守りが堅く手が出せないので、悔し紛れに狙いやすい民間人を攻撃している。
その結果として、多くの「イラク人」が犠牲になっている」
・強硬作戦は効を奏している。このまま続ける。
一見「脳みそが筋肉で出来ているような典型的な愚かな軍人」のように見えていて、
実は計算しての行動なんでしょうね。
このアビザイド司令官という人、後々大出世して政界に入ったりするかも…
田中 宇さんの「イスラエル化する米軍」
http://tanakanews.com/d1125iraq.htm の中の
-------------------------ここから引用-----------
▼わざと怒らせる占領ノウハウ
イスラエルのパレスチナ占領が純粋に治安維持や防衛のための占領だとしたら、アメリカがイスラエルに頼ることによる懸念はまだ少ないかもしれない。だが、イスラエル軍は、パレスチナ人のオリーブの果樹園を伐採したり、住宅地を空爆したり、検問所で何時間もパレスチナ人を待たせたりすることで、パレスチナ人を怒らせ、自暴自棄にさせ、イスラエルに対して自爆テロを仕掛けるテロリストが増えることを望んでいるように感じられる。
イスラエルに対するテロが増えると、イスラエルの右派政権は、和平交渉せよと圧力をかけてくる欧米に対し「パレスチナ人がテロを止めない限り和平交渉はできない」と拒否し、その間にパレスチナ占領地の土地を没収してイスラエル人入植者を住まわせ、占領態勢をますます強化することができる。
つまり、イスラエルの占領ノウハウは、パレスチナ人を怒らせ、テロを増やすためのノウハウであると感じられる。それと同じことをアメリカがイラクでやっているということは、イラクでもテロが増え、民主的なイラクを作る方向からはどんどん遠ざかっていることを意味している。私は以前「米軍はわざとイラク人を怒らせているのではないか」と推測する記事(イラクの治安を悪化させる特殊部隊)を書いているが、こうした見方と「米軍のイスラエル軍化」の動きは一致する。
--------------------------------引用終わり----------
わざとイラク人を怒らせ、挑発する役割を彼の部隊は帯びているんだと思います。
これに怒って、米軍を直接狙ってくるゲリラ戦士もいるでしょう。
現にあの発言の後、米軍に直接の攻撃もありましたし。
また、それとは別に、アメリカにとって都合の良いテロを起こしてくれる部隊
(例えばアルカイダ)がいて、そう云う部隊への「合図」として
「アルカイダが何かやろうとしている」との報道が使われるんじゃないかと思っているんですが。