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日本外交官殺害:
「自衛隊派遣計画は非現実的に」 英BBC
【ロンドン岸本卓也】イラクで日本人外交官が襲撃され死亡した事件は英国でも衝撃的に伝えられた。自衛隊派遣先に予定されたイラク南部の占領管理に責任を負う英国は日本政府と緊密な関係を築いていた。公共放送BBCは「日本の自衛隊派遣計画は非現実的なものになった」と論評した。米英の兵員だけでなく日本、スペインなどの同盟国の派遣人員の犠牲者増大はブレア英政権の対イラク政策への国民の不信感を招き、政権の基盤を揺るがしている。
自衛隊派遣予定地のイラク南部サマワはオランダ軍の活動範囲に入っているが、英国がイラク南部全体の多国籍軍の調整役を引き受けており、自衛隊の活動範囲や内容などについて在英日本大使館と英国防省側と連絡を取り合っていた。
BBC放送は「米国は自国の兵員を守るために反抗勢力の掃討作戦を進めているが、同盟国の兵員まで守りきれない状況にある」と指摘、同盟国の間でイラク占領政策への反感が高まることに懸念をにじませた。
28日にデーリー・テレグラフ紙が発表した世論調査は与党・労働党の支持率は36%で、野党・保守党の38%を下回った。ブレア政権は医療や教育など内政問題に取り組む姿勢を見せイラク問題の批判をかわそうとしているが、イラク情勢の悪化は政権を一層苦しめることになりそうだ。
[毎日新聞11月30日] ( 2003-11-30-23:15 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031201k0000m030080000c.html