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(回答先: 日本の外交官が狙撃された状況 投稿者 転載バガボン 日時 2003 年 11 月 30 日 18:25:37)
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq3/news/1130-50.html
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血の海の中、最後のうめき 車体左側に無数の弾痕 ティクリットの襲撃現場
【ティクリット(イラク北部)30日共同=上西川原淳】血の海となった車の中で、苦しそうにうめき声を上げる在英国大使館参事官の奥克彦さん(45)。助手席では、在イラク大使館書記官の井ノ上正盛さん(30)が左肩に弾丸を受け、既に絶命していた−。イラク復興支援の最前線で奮闘していた日本人外交官二人が殺害された北部ティクリットの襲撃現場に三十日、入った。
現場はティクリットから南に約三十五キロにあるシモムの幹線道路沿いだった。道路脇の食料品スタンド店主、ハッサン・フセインさん(42)が発砲音を聞いたのは二十九日午後零時半(日本時間同六時半)すぎ。「バグダッド方向から走ってきた車がスタンドの手前で右に大きくカーブを切り、路肩を外れて畑に鼻先を突っ込むようにして止まった。すぐ後ろから米軍の車列が通り過ぎていった」とフセインさん。
奥参事官らの黒い四輪駆動車の車体左側には無数の弾痕。「ドアを開けたら前部座席に二人、後部座席に一人が血の海の中で倒れていた。助けようと思ったが何もできず、警察を呼んだ」とフセインさんは唇をかむ。畑に残った車の轍(わだち)の脇には、生々しい血痕が残っていた。
現場のイラク人警察官は「奥参事官は頭部と顔面に被弾しており、左の脇腹にも弾痕があったが、現場に着いたときにはまだ生きていた。井ノ上書記官と運転手は既に絶命し、手の施しようがなかった」と言って天を仰いだ後、「現場に薬きょうが落ちていなかったのはふに落ちない」と首をかしげた。
(了) 11/30
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