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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031130-00000156-jij-int
【エルサレム30日時事】イラクの首都バグダッド北方約150キロに位置するティクリットは、フセイン政権時代には「特権都市」と呼ばれ、町は整備が行き届き、今もフセイン元大統領に忠誠を誓う市民が多い。同地とバグダッド、その西方のラマディとを結ぶ反米感情の強い「スンニ派三角地帯」では、駐留米軍を狙ったテロが頻発している。
元大統領の出身地のティクリット近郊では、7日に米軍ヘリコプターが撃墜され、搭乗していた6人全員が死亡した。米軍はこれを受け、ティクリットをはじめ、イラク各地で反米武装勢力に対する大規模掃討作戦に着手した。
フセイン元大統領は、血族や部族のつながりを基盤に、治安組織や政治組織を形成している「恐怖政治体制」を構築。イラク市民の中にはなお、旧支配政党のバース党が復権をもくろんでいるとの見方を信じる人がいる。
バース党員はイラクの総人口約2300万人の10%に当たる200万人強を占めていたといわれる。ティクリットは、このようなフセイン支配体制の牙城であり、今も残存勢力の抵抗が激しく続く「精神的な首都」となっている。 (時事通信)
[11月30日21時1分更新]