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(回答先: Re: 外務大臣会見記録(11/30) 投稿者 愚民党 日時 2003 年 11 月 30 日 18:38:58)
イラクにおける外務省関係者の殺害に関する日米外相電話会談について
平成15年11月30日
30日午前10時40分過ぎ、パウエル米国務長官より川口大臣に対し電話連絡があり、イラクにおける外務省関係者の殺害に関して約5分間電話会談を行ったところ、概要以下のとおり。(なお、本件電話会談後にべーカー在京米国大使よりも、川口大臣に対し、電話にて同様の弔意の表明があった。また、本件電話会談に先立ち、ブレマーCPA長官より上村在イラク大臨時代理大使に対し、ライス国家安全保障担当大統領補佐官、アーミテージ国務副長官及びウォルフォヴィッツ国防副長官より、加藤駐米大使に対し、それぞれ個別に電話による弔意の表明があった。)
パウエル国務長官より、イラクに派遣されていた日本人外交官が殺害されたとの報告を受け、非常に悲しんでいる。御遺族に対して、心よりの哀悼の意をお伝え頂きたい旨述べた。
これに対し、川口大臣より、先方の弔意表明に対し謝意を述べた上で以下のとおり述べた。
(1) 亡くなった二人は、イラクの復興支援に取り組むとの我が国の基本方針の下、厳しい環境の中で、文字通り、日夜粉骨砕身していた優秀な外交官であり、二人を失った悲しみは言葉で言い表すことは出来ない。
(2) 我が国としては、今後とも、イラクの復興支援及びテロとの闘いに積極的に取り組むとの我が国の基本方針が揺らぐことはなく、小泉総理からも同旨の指示を受けたところである。
(3) 今後本件の背景等事実関係を把握し、このような事件が繰り返されないよう、対策を講じていく必要がある。そのため、外務省の田中大臣政務官を本日派遣する。我が国関係者の安全確保、事実関係の調査、及び再発防止対策を含む治安対策について、貴国より全面的な協力をいただきたい。
これに対し、パウエル国務長官より、米国としては出来ることはすべて行う用意があり、日本側に全面的に協力するよう現地に指示を出したところである旨述べた。
川口大臣より、今後とも日米間の共通の課題に協力して取り組んでいきたいと述べたのに対し、パウエル国務長官より、同感であると述べた。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/15/rls_1130a.html