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11月26日=サマワ(イラク南部)その2】
きのう(25日)で、ラマダン(断食月)が終了した。
といってもシーア派の2人の最高指導者で見解が分かれていて、ここサマワでは、きのうは「断食月の最後の日」と「ラマダン明け最初の休日」の二つが入り混じっている奇妙な光景だった。あるモスクのスピーカーからは、「きょうはまだラマダンが続いています」と盛んに呼びかけていたけれど、その脇ではお茶屋に行列ができている。「フセイン政権時代にはなかったことだ。理由もよくわからず、正直われわれも戸惑っている」と、同派の指導者が話していた。
昨日までにぎわっていた市場やお店は閉まっているところが多く、お役所や病院もほとんど人がいない。静かな街が、さらに閑散とした街になっている。
日本人ジャーナリストが地元の人から頼まれて書いたという横断幕はいくつかある。上の写真はサマワ市内商店街のアーケードに掲げられているもの
(ほかは11月23日の項を参照)
日本の調査団も、いつのまにかサマワを離れていなくなっていた。彼らが泊まっていたオランダ軍の駐屯地を訪れてみると、同軍の係官が「彼らがここで何をしていたかのかって? さあ知らないね。「They were just looking!」(見に来ただけ)」と話していた。
あの砂漠の駐屯地の中でほとんどの時間を過ごして、さぞかし退屈だったであろう。日本人を「大歓迎」して過剰な期待を寄せているサマワの一般市民の人たちと直に話をする機会はあったのかな。
この週末には、バグダッドに戻る予定です。
http://www1.odn.ne.jp/watai/index.htm