現在地 HOME > 掲示板 > 戦争43 > 536.html ★阿修羅♪ |
|
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031128-00000101-yom-pol
政府は27日、イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊のイラク派遣について、年内に実施する方針を固め、最終調整に入った。第1弾として、航空自衛隊について、12月上旬にも先遣隊10人前後をクウェートに派遣する。
輸送部隊の本隊約140人とC130輸送機3機は来年1月に派遣し、クウェートとイラクの間で米英軍やイラク国民などの生活関連物資のピストン輸送を行う。12月初旬に自衛隊派遣の基本計画を閣議決定した後、小泉首相の承認を得て、石破防衛長官が派遣を命令する。給水支援などを行う陸上自衛隊についても、年内に先遣隊を派遣することを視野に最終調整に入る。
政府が年内に自衛隊を派遣する方向で最終調整に入ったのは、イラク復興支援で日本の国際責務を果たすには人的貢献が欠かせないとの判断によるものだ。
政府は28日午後、自民、公明両党の幹事長、政調会長らに空自と陸自の派遣方針を説明し、理解を求める予定だ。
空自を年内に派遣するのは、輸送業務の拠点とするクウェートの治安が安定していることに加え、輸送先のイラクのバグダッド、バスラ両国際空港の周辺数キロの地域を米英軍が掌握、反米武装勢力などによる地対空ミサイルの攻撃を回避できると判断したためだ。
先遣隊は、輸送業務の具体的内容や、クウェート、イラク両国内の空港やカタールの米空軍基地の管制状況を確認するとともに、本隊の輸送部隊が宿泊するクウェート市内のホテルを確保する。
輸送対象は、米英軍の生活関連物資や、イラク国民向けの食糧や医薬品などが中心となる。当初予定していた米英軍の武器・弾薬については、「テロの対象となりかねない」(空自幹部)ため、見送る方向だ。
陸自の派遣については、政府・与党内には、イラク各地で米軍などに対する自爆テロが相次いでいるため、慎重論が強い。
しかし、防衛庁が今月15日に派遣した自衛隊の専門調査団の調査の結果、イラク南部のサマワ周辺の治安情勢が「イラク国内で最も安定し、危険が少ない」と確認された。
石破防衛長官は28日にも、小泉首相に「陸自の派遣に支障はない」と調査結果を説明する。これを受け、首相は、与党側の意見なども踏まえて、派遣について最終決断する見通しだ。
防衛庁は、〈1〉12月上旬に陸自先遣隊30人程度をサマワへ派遣〈2〉同月末に100人前後の施設部隊を追加派遣〈3〉年明け以降に500人規模の本隊を派遣――という日程を想定している。(読売新聞)
[11月28日3時11分更新]