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ディビッド・アイクの「究極の大陰謀」をざっと読んでみました。まあ、1000頁近い大著のすべてが「9.11アタック陰謀論」を実証しよう、という情報であふれています。ただ、全く新しい情報はそんなになく、この「阿修羅」ボードなどに掲載された情報の集大成という感じです。小生にとって初耳だった話は、9.11直後に米国にいたビンラディンファミリー20人ほどが、民間機の飛行が禁止されている期間だったにもかかわらず、サウジへ特別機で戻ったこと、事件前日まで、ダブヤパパがホワイトハウスに滞在していたこと、事件直後にサウジのスルタン駐米大使がダブヤを慰労する宴席を設けたこと、ぐらいです。もっとも、最初の「ビンラディン一族の米国脱出記」は、これも最近、翻訳された、マイケル某(「アホでマヌケなアメリカ人」の著者、「ボウリングフォーコロンバイン」の監督)のダブヤ批判本にも紹介されていますので、米国ではかなり知られた話のようです。
まあ、本当に9.11を巡る情報はよく分からないことばかりですが、全てが陰謀だとしても、その動機はよく分かりません。「軍需産業」「石油」ではちょっと弱いように思います。「イスラエル」という方が説得力はありますが、イスラエルにそれだけの力があるのかどうか。まあ、イルミナリティといった話になれば、また、別の次元ですが。「米国をファシズム全体主義国家にするため」というのも、それだけの力がある秘密結社が存在するのでしょうか。
ダブヤのような頭の悪い大統領をなぜかついでこういう陰謀の「表向きのリーダーにしたのか」もよく分からない。これだけの陰謀がバレないように取り繕う指導者としては、キッシンジャーやベーカークラスでないと無理ではないか、という気がします。まあ、ダブヤではルーズベルトに比べても、5段くらい格下でしょう。共和党(というか、陰謀画策側)に他にいいタマがいなかったのでしょうか。
とはいえ、「アルカイダの攻撃」という表世界で流布している見方も、このアイクの本が指摘しているように、色々とツジツマが合わない話が山ほどある。
そもそも、富豪とはいえ、国家をバックにしていないオサマに9.11以後もサバイブして、最近の色々な攻撃のように、次々とアタックを仕掛ける体制と資金がある、と考えるのも、どうも無理がある。サウジ辺りの金持ちが資金面で支援しているだけで、米国を各地で翻弄するアタックを次々に行えるものなのか。常識的には、オサマはとこかの国の「アセット」とかんがえないと辻褄が合わない。全く、何年経っても、謎は深まる一方で、その点では、ケネディ暗殺に似ていますね。