現在地 HOME > 掲示板 > 戦争43 > 390.html ★阿修羅♪ |
|
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031126-00001021-mai-int
【ワシントン佐藤千矢子】米ホワイトハウスは25日、テロ攻撃など21世紀の新たな脅威に対応するための海外駐留米軍の再編問題について、同日から友好国・同盟国や米議会との集中協議に着手するとのブッシュ大統領声明を発表した。これに関連してラムズフェルド米国防長官は同日の会見で、再編協議の完了までに数カ月、再編計画の細部を詰めて公表するまでに数年かかるとの見通しを示した。在日米軍や在韓米軍の移転・削減に向けた協議もこの見直しの一環として本格化することになり、アジア・太平洋地域の安全保障は大きな転換期を迎えることになる。
大統領声明によると、パウエル国務長官とラムズフェルド国防長官が12月1〜5日にブリュッセルで開かれる北大西洋条約機構(NATO)の国防相・外相会議で詳細を説明。その後、米政府高官で構成するチームが欧州、アジアなど関係地域を訪問し、協議を開始するという。
声明はさらに、世界的規模で米軍再編を行う目的について「米国と友好国・同盟国が直面する脅威は、ならず者国家、地球規模のテロ、大量破壊兵器と結びつき、予測できないものになっている」と表明。「新たな挑戦に取り組むには米軍の世界的配置の再編成が残っている」と指摘した。そのうえで「見直しは(友好国・同盟国との)関係を強化し、防衛をより効果的に実施する能力を高めるのに役立つだろう」と強調した。
またラムズフェルド長官は会見で、近く国務省から日韓両国を含む関係諸国に説明が行われるとの見通しを示した。
平時の米軍は約141万人のうち、ドイツを中心とする欧州に約10万人、日本(約4万人)、韓国(約3万7000人)などアジア・太平洋に約10万人−−など計約23万人を海外駐留させている。在韓米軍については、南北軍事境界線近くに展開する米軍部隊の移転などが決まっている。在独米軍は、中東地域対応をにらんでポーランドなど東欧のNATO新加盟国に大部分が移転するとみられている。(毎日新聞)
[11月26日11時35分更新]