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(回答先: 寺島実郎氏の発言もありました。 投稿者 オリハル 日時 2003 年 11 月 25 日 23:48:34)
寺島実郎は、確かに良いことも言うし、能弁だが、まだ若い。実業界人にしては電算機操作の資本主義経済の怖さを知らない。
今の世界を支配しているのは人間ではなくて電算機なのである。電算機の計算で投資し、預金する膨大な個人資産家、銀行、金融機関が、むしろ盲目的に傀儡を動かしているのである。
私は、カール・マルクスを徹底批判しているが、その「階級闘争」概念が主として問題なのであって、彼をも含む資本主義経済研究者の成果そのものに反対しているのではない。
私は、昨年出版の編著、『9.11事件の真相と背景』の最後に、以下のように記した。
アメリカ=イスラエル同盟を中心とする人類史上空前の巨大な諸勢力の連合は、それぞれ、互いに矛盾する思惑を内部に抱え込みながら、人類集団自らが作り出し、人類から外化した「フランケンシュタインの怪物」としての「資本」の衝動の命ずるままに、これまでの「国家」「民族」の歴史の枠を超えた世界支配構想の実現に向けて、熾烈な戦いを繰り広げることになるであろう。
諸情報を総合すると、イラク攻撃には、ボーリングゲームの全部倒しのストライク、または「将棋倒し」の狙いがある。サウジアラビアやイランも含めたイスラム圏の石油資源の「独り占め」をたくらみ、それによって世界の「首根っこ」を押さえようとする「資本」の衝動を見るべきであろう。
しかしながら今、この「フランケンシュタインの怪物」の無限の衝動を制御し得る思想は、どこにも見い出せないのである。