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(回答先: まじめだけど不勉強なのが問題か? 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 11 月 25 日 20:43:19)
>しかし近代史は西洋支配層の残虐行為とダマシに満ち満ちています。
>それは特にコロンブス以降のアメリカ大陸史を見れば明らかでしょう。
“彼ら”の嘘の一つとして「進化・進歩思想」があります。
アメリカ大陸での大虐殺と大略奪は未だ進化しきれていない時代の人間が犯した不幸な過去のできごとであり、その後も植民地支配や世界大戦という“愚”を犯しながら人間は進化してきたという言い訳で言いくるめることができると考え、実際にもそれで納得させられていると思っています。
現在の“彼ら”は、世界の多くが着実に進歩を遂げてきたのに、イスラム世界だけが蒙昧な宗教に取り付かれそのために経済的苦境にも陥っている、その蒙昧から解放すれば世界全体が新しい時代を迎えることができると“啓蒙”しています。
殺戮に反対しイラク攻撃やイラク占領支配に反対している人たちも、これには取り込まれている人が見受けられます。
そういう人たちは、今は違っていても、「近代化」に向け動き始めたイラクやアフガニスタンで武装闘争を続ける勢力が悪に見えてくるはずです。
“彼ら”は、実際にも、剥き出しの暴虐で経済的利益を吸い上げることが利(理)に合わないことを認識しており、価値観や制度を通じてやんわり吸い上げる道を選択しています。(価値観や制度を浸透させるための暴虐は控えませんが...)
“彼ら”を見抜く力は、知識や勉強を超えた価値観の問題だと思っています。