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イラク治安悪化で空・海自先行派遣論が浮上 政府・与党
http://www.asahi.com/politics/update/1124/004.html
イラクへの自衛隊派遣について、政府・与党内で、陸上自衛隊の派遣を当面見送る一方、航空、海上各自衛隊を先行派遣する案が浮上してきた。治安悪化で陸上部隊展開は困難さを増しているが、「対米公約」を果たすには先送りを続けるのも難しいという事情からだ。しかし、自衛隊機の派遣先であるバグダッド空港では22日、民間機を狙った攻撃も起き、「空は安全だから出せるという状況ではない」(首相周辺)との指摘もある。
政府関係者によると、空海自先行派遣は防衛庁で浮上し、既に派遣の選択肢として首相官邸に提示している。
自民党の額賀福志郎政調会長は23日、NHKの番組で「派遣はよくよく見極めなければならない。しかし空からの人道的な物資の支援はできないか、港から物資を運ぶことはできないか、あらゆることを考えていくことも大切」と語った。
政府はこれまで「人道復興支援に力点を置く姿勢を示すことが重要」(防衛庁幹部)として、陸自部隊を南部のサマワに展開して給水や医療などの人道支援を実施し、米軍物資も積む空自のC130輸送機はその後派遣する方向だった。
このため、空自を先行派遣した場合も、当面は医薬品や食糧などの輸送に限る案が有力。クウェートを拠点にバグダッド空港などに空輸する見込み。海自はイラク警察に提供する車などを運ぶ案が浮上している。
派遣時期について、政府は専門調査団の報告などを踏まえ慎重に判断する方針。防衛庁には「空自なら年内も可能」との声もあるが、政府・与党内では「年内は困難」との見方が依然支配的だ。 (11/24 07:50)