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【モスクワ=五十嵐弘一】議会選の結果取り消しを求める野党支持者らが議会を占拠していた旧ソ連・グルジアで、シェワルナゼ大統領は23日夜、辞表に署名した。
グルジアの民間テレビなどが報じた。また、大統領自身が辞任を認めたとの情報もある。英BBCテレビは、大統領専用機が、グルジアの空港で待機中で、シェ氏が国外に出る可能性があると伝えた。
インターファクス通信は同日夕、調停のため急きょグルジア入りしたイワノフ・ロシア外相が、シェワルナゼ大統領、野党指導者との3者会談後、「仲介者としての私の役割は終了した」と語ったと伝えた。野党指導者側は「我々は勝利した」と宣言した。トビリシ市内では、野党支持者が歓声をあげている。
ロシアは、議会占拠の事態を受け、イワノフ外相を急きょ、23日未明にトビリシ入りさせていた。同外相は大統領、野党指導者ミハイル・サアカシュビリ氏と個別に協議を続け、同日夕には同氏を伴い、大統領が滞在する政府庁舎を訪れた。政権交代に混乱がないよう最後の協議を行ったものと見られる。
これに先立ち、大統領は同日、野党支持者が議会から撤収することを条件に、野党が要求する「繰り上げ大統領選と議会選のやり直しを含むすべての問題」について協議する用意があると語り、譲歩の姿勢をのぞかせていた。
しかし、サアカシュビリ氏は、大統領との対話は「時期を逸した」と断言し、交渉に応じる考えがないことを示した上で、24日夜までに辞意を表明するよう大統領に「最後通告」を突きつけていた。
(2003/11/24/01:59 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031123it17.htm