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(回答先: ブッシュはジェームズ・ベーカーをイラク負債の使節として指名します [Reuters](機械翻訳) 投稿者 ひろ 日時 2003 年 12 月 06 日 01:27:17)
http://www.sankei.co.jp/news/031207/morning/07int003.htm
ベーカー元米国務長官、再登板 イラク債務で調整役に
【ワシントン=近藤豊和】ブッシュ元大統領時代に国務長官を務め、湾岸戦争(一九九一年)での多国籍軍編成の外交実績で知られるジェームズ・ベーカー氏(七三)が、ブッシュ現政権の外交舞台に再び登場した。イラク債務問題担当特使への起用が発表され、グルジアのシェワルナゼ前大統領の退陣劇でも水面下で動いた。ブッシュ元大統領の盟友は、親子二代の政権を支える要となりそうだ。
五日、ベーカー氏のイラク債務問題担当特使任命を発表したブッシュ大統領の声明文には「私に直接、各国政府や国際機関の任命を引き受けてくれることを知らせてくれた」と書かれ、イラクの債務減額問題をベーカー氏が取り仕切ることに喜びをにじませている。
ベーカー氏をイラク復興で何らかの形で起用する考えは、七月ごろから「外交の大物が必要」との見方から示され、一時は、連合軍暫定当局(CPA)のブレマー代表との交代説すらあった。
ベーカー氏が担当するイラクの対外債務総額は約一千二百億ドルに上るとされるが、世界銀行ではこのうち少なくとも三分の二が債権放棄されないと、イラクの復興に支障が出ると見積もっており、イラクの統治評議会も大幅な債権放棄を望んでいる。このため米国としては、日本や仏独露など欧州各国、サウジアラビアなど中東諸国に対し、債権放棄を求める外交攻勢を本格化させる大任に、各国と太いパイプのあるベーカー氏に白羽の矢を立てた。
ベーカー氏は、今回の要職就任前にも、ブッシュ大統領の強い要請で七月にグルジアを訪問し、当時のシェワルナゼ大統領と会談。ベーカー氏は国務長官時代にソ連の外相だったシェワルナゼ氏と親密な関係を築いており、その後の米国のグルジアに対する強力な支援路線を確定させた。七月の訪問は、シェワルナゼ政権の腐敗ぶりに米政府が“引導”を渡す目的だったとされ、退陣したシェワルナゼ氏は「ベーカー氏に裏切られた」とすら発言している。
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≪ジェームズ・ベーカー氏≫ レーガン政権時代に財務長官、首席補佐官、ブッシュ元政権時代に国務長官を歴任。ブッシュ家との親交が深く、2000年の大統領選でもブッシュ現陣営を陰で支えた。現在はサウジ政府が大口顧客である投資会社「カーライルグループ」のコンサルタント業務を請け負う法律事務所の共同経営者で、中東地域に強力な人脈をもつ。