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北朝鮮が核を放棄する見返りとして検討されている「安全の保証」について、日米韓中ロ5カ国は次回の6者協議での文書化を見送る方針を固めた。また、6者協議を12月17日から北京で開催することでも合意した。文書化を見送るかわりに「共同声明」や「共同発表文」で、北朝鮮が核を放棄する意思を表明する一方、5カ国は「安全の保証」を文書化する用意のあることを明らかにし、3回目以降の協議につなげようとしている。
外交筋などが22日、明らかにした。調整のため日中韓3カ国を歴訪したケリー米国務次官補は、各国政府当局者に対し「北朝鮮が、核の検証可能かつ不可逆的な放棄に具体的な一歩を踏み出す前に、安全を保証することはできない」とする米国の立場を説明、理解を得たという。
次回6者協議での文書化を見送ることにした背景には、米政府内で「安全の保証」の文面をめぐる意見の調整がついていない、という事情もある。
ケリー次官補は24日にワシントンでロシアのロシュコフ外務次官と会談したうえで、パウエル国務長官に4カ国との調整の結果を報告。最終的にはパウエル長官がブッシュ大統領の決断を仰ぎ、米国として「声明」や「発表文」をどのような内容にするかを決める。
現段階では、北朝鮮に「核を放棄する方針」を明記するよう求める一方で、日米韓中ロ5カ国は北朝鮮への「安全の保証」を文書化する「用意」を表明するという文面が検討されている。しかし、「文書化の用意をめぐる表現の強弱は、北朝鮮の出方次第」(外交筋)との見方もある。
ケリー次官補は12月初めに改めてソウルを訪れ、協議の開催前に日本も含めた3カ国の担当者で改めて調整を行う予定だという。
米国は当初、6者協議を12月前半に開催する方向で調整を進めていたが、日本・ASEAN(東南アジア諸国連合)特別首脳会議や中国の李肇星外相の海外訪問などの日程と重なることに、日中両国が難色を示したことを受け、17日に先送りした。
(11/23 03:04)
http://www.asahi.com/international/update/1123/003.html