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http://www.asahi.com/international/update/1206/015.html
イラクの旧フセイン政権下で行われた虐殺や人権侵害などを裁く「特別法廷」を、イラク統治評議会が近く設置する見通しとなった。AP通信がイラクや米政府関係者の話として報じた。
法廷はイラク人の法曹関係者で構成する。国連などから国際的な専門家の派遣を求めるものの、助言者にとどまる見込み。同通信によると、イラク統治評議会は早ければ7日にも特別法廷設置のための法律を承認する。日程などは未定で、詳細は法律が成立した後に詰めるという。
この法廷で被告とされるのは、79年にフセイン元大統領が就任して以来、政権が手を下したとされるクルド人やイスラム教シーア派への弾圧、政治犯に対する拷問・処刑などにかかわった旧政権関係者。
イラク統治評議会の関係者は「訴追の対象となるのは、米国が指名手配したフセイン元大統領ら55人にとどまらない」と述べ、「証拠を提出すれば、誰に対しても訴えを起こすことができる」としている。
フセイン政権の犯罪を裁くため、米国も特別法廷の設置を支持する考えを表明していた。しかし、統治評議会の下に設置されれば「報復裁判」の色合いを帯び、公平性に欠けるとの指摘が欧米の人権団体などから出ている。 (12/06 20:08)