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12月4日付け各紙報道
【左の窓、弾痕が集中】「外務省が写真公開」
外務省は4日、イラクで11月29日に殺害された奧克彦・在英大使館参事官と、井ノ上正盛・在イラク3等書記官が事件当時に乗っていた大使館の館用車の写真3枚を公表した。車は黒の四輪駆動車トヨタ・ランドクルーザーで、車体左の防弾ガラス2枚に弾痕が集中している。米軍が事件現場から車をティクリートに移動した後に撮影し、暫定占領当局(CPA)を通じて外務省に2日、電子メールで送信されてきた。
銃弾が防弾ガラスを貫通していることが確認できる。また、フロントガラスの中央部分が割れ、ボンネットの前部中央部分にも弾痕のような穴が残っている。
記者会見した逢沢一郎外務副大臣は「左側のボディーに集中的に銃弾のあとが残っており、現金など2人の所持品がとられていないことからもテロの可能性が濃厚」と述べた。
他紙の情報も同じようなものだ。弾痕は車体前面や、側面ドア、後部など計30発前後。・・・フロントガラスとボンネットの弾痕は少なく、右側のボディーには弾痕は全くない。走行中に、主に左側から激しく銃撃されたことがうかがえる4輪駆動車は近く、米軍から日本大使館に引き渡される予定だ。
・・・写真は事件3日後の今月2日にティクリートで米軍が撮影し、バクダッドの日本大使館関係者がメールで入手した写真数枚のうち、前方、左右から写した3枚を公開した。
こうしてみると、左側に激しい銃弾を浴びている以上、直接米軍が背後から撃った可能性は消えたようだ。しかし、事件に会った外交官を乗せた車の背後から米軍車両がやってきたことと、どうして追跡しなかったことが大きな疑問だ。もしかしたら、現在、シリアやサウジなどの国境を越境してくる外人テロリストを米軍が敢えて取り締まらずに放置し、むしろ故意にテロをけしかけているという情報もあることを考えると、米軍が暗にやらせた可能性も高い。そうすると、米軍が日本人外交官を防衛しなかった理由や、危険地帯で会議を開催した理由も理解できるというものだ。
なお、12月5日某夕刊紙報道では、
【外交官殺害事件に米軍の関与をなぜ追求しないのか】
米軍が日本人外交官をわざわざ狙ったとは思わないが、少なくとも、米軍発表にはクビをかしげるようなウソが多く、怪しいことばかりだ。軍事ジャーナリストの田岡俊次氏はこう言う。
「米軍のおかしな点は5つあります。まず、連合軍暫定当局(CPA)が「「事件発生は午後6時」と発表したこと。「水や食料を買うために道路脇の売店に寄ったところを討たれた」と言ったこと。事件発生は昼頃だし、第一発見者の食料品店主が警察に通報して、警察と米軍が駆けつけているんです。なぜ、わざわざ違うことを発表するんでしょう。米軍は奥氏らのパスポートを地元の部族長から返してもらったと言っているが、これもおかしい。地元警察によると。現場には現金などの身の回り品はそのまま残っていて、米軍がランド・クルーザーごと持ち帰っているです。米軍が襲われたランド・クルーザーを公開せず、返却してくれないのもおかしい。そして、事件後、日本大使館員が現場に行こうとすると『危ないからやめろ』と止めるんです」
・・・ようやく、今日になってランド・クルーザーの写真を公開したが、遅すぎる。弾痕を調べ、銃を特定し、犯人に繋がる物証も積極的に公表すべきだ。それをやらないのは、よっぽどマズイことでもあるんじゃないか。
米兵による誤射の可能性だけではない。撃たれたのを知りながら、そのまま通過して見殺しにした疑惑あるし、米軍からの情報漏洩、あるいはテロの事前情報を隠していた可能性だってある。
そもそもイラクで最も危険な地域、ティクリットでなぜ、支援会合を開いたのか。とにかく真相が分かったら米国に都合の悪い話しが山のようにあるのだろう。だから”遠慮”しているとしか思えないのだ。・・・
なお、歴史的大激動の急迫化に際して、新しい国家社会の建設を目指して、広範多岐に亘る諸問題を総合的且つ多角的に検討し解決策を提示するものだ。詳細は以下のHPを参照。
http://www4.ocn.ne.jp/~mukzke98