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(回答先: 民間機にミサイル攻撃 無事着陸、負傷者なし(共同通信) − イラク上空 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 22 日 19:32:04)
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20031123/KOKU-1123-03-02-53.html
【カイロ=村上大介】イラクのバグダッド国際空港付近で二十二日、国際宅配便大手DHLの輸送機が離陸直後に地対空ミサイルの攻撃を受けて緊急着陸した事態は、懸念されていた同空港周辺での航空機撃墜が現実となりかねない実態を浮き彫りにした。
四月のバグダッド陥落直後は、この秋には英国航空など民間国際便の就航など同空港の再開に向けて楽観的な情報が流れていた。しかし、二十二日の攻撃は、イラク復興に必須の民間航空便の本格的就航に大きな影を落とし、当面事態が好転する見通しはなくなった。
駐留米軍は公式な確認を避けているが、米軍当局者は匿名を条件にフランス通信(AFP)などに、DHLの輸送機の翼に地対空ミサイルが命中したことを認めており、バグダッド郊外の住民の証言も出ている。
攻撃に使用されたとみられるのは、一人で発射できる携帯型のロシア製地対空ミサイルSA−7。米軍は住民からの買い取りプログラムを発表するなどイラク戦後大量にヤミ武器市場に流れたとみられる同ミサイルの回収に必死だが、あまり成果があがっていないとみられている。
同ミサイルは射程三・二キロとされ、米軍は射程距離なども考慮に入れたうえで空港周辺に厳重な警備態勢を敷いており、過去の航空機撃墜の試みは未遂に終わってきた。だが、先月末以来、撃墜された米軍ヘリはすでに五機となっていることと合わせてみると、反米ゲリラ勢力の「攻撃精度」が急激に向上していることも否定できない。
イラク運輸省によると、バグダッド国際空港の一日の離着陸は延べ百十便で、約七割が軍用、残りが今回狙われたDHLなど貨物運搬目的のチャーター便という。ヨルダン航空もアンマン−バグダッド間で、約五十人乗りプロペラ機のチャーター便を頻繁に飛ばしているが、利用はほぼ連合国暫定当局(CPA)関係者や人道支援団体、外交団に限定されている。